夕刻、近鉄奈良駅に極近い―滞在することにした宿…―辺りから、愛用の<X100F>を提げて辺りを歩いた…
↓興福寺の五重塔を見上げた…
↑上空に月が輝く…
↓照明機器が据えられていて光を当てるようになっていることは承知していて、以前にも少し視たような気がするが…今般はゆっくりと眺めた…
「興福寺」という名称だが、経典「 維摩経」の一節である「福力を興さしむ」(令興福力)(りょうこうふくりき)に由来するという。「福を起こす場となる寺に…」という願いが込められたようだ…
↓五重塔が在る辺りから少し下りた猿沢池の畔に佇んでみた…この場所の、時間帯や季節によってさまざまな表情を見せる感じも、非常に好いと思う。
こんな「興福寺が見せてくれる景色」が非常に好い!!
この記事へのコメント
ライカ
興福寺、南円堂、東大寺、法隆寺、今井町、と足早に散策されたようですね。
興福寺五重の塔と月の画は昔から定番ですね。
昔はこの五重の塔の内部に入って上まで登れたと母から聞かされていました。細い急階段で怖かったと。
一連の画を拝見していて思うのは奈良は本当にモノクロが似合う街だという事。
まるで昭和初期に撮影されたように時が戻る感じです。猿沢池湖畔にはスタバまで出店してこの付近も随分と風変りしてしまい昔の面影はありません。
日々変貌する今を写真に収めておく事も写真の大きな
役割だと思います。
ところで、奈良で活躍した写真家:入江泰吉をご存知でしょうか?数多くの奈良の風景を撮影して世に出した中でも、光村推古書院(株)発行の入江泰吉の原風景「昭和の奈良大和路 昭和 20〜30年代」
が私にとって特に素晴らしい写真集です。
奈良大和路の飾らない原風景をスナップした
私にとって奈良を撮影するバイブルの一つです。
当然全て、モノクロ作品です。
機会があれば是非手に取ってご覧下さい。
私は何時かはこの写真集の撮影場所を見つけて
変貌の街、現在の姿をカラーで撮ってみるのも面白いと思っています。
Charlie
こんにちは!
年末に少し足早に方々を動き回った中、奈良県内にも入りました。
この興福寺の暗くなってからの様子は、今般の殊更に気に入った画です。本当に「何時の時代の?」というような画になるような気がします。
五重塔に上ることが出来るようになっていた時期も在ったのですか!?それは凄い!!何と言っても50m近くは高い場所に上ることになる訳ですから、上ると確かに少し怖い感じかもしれませんね。
入江泰吉に関しては奈良市内の写真美術館が、この方を記念して名前になっているということで知っています。写真美術館に立寄ったことも在りましたが、あの写真美術館では、主にカラー写真を紹介していたと思いました。モノクロの、昭和30年代と言えば1960年代前半頃までということになると思いますが、そんな作品集は凄く興味が沸きますね。
変わらない部分、護って受継ごうとするモノという他方、移ろう様子というモノも多々在るのだと思います。それらの記録をするというのも写真の面白さだと思います。
本当に、奈良は「気に入って何度でも立寄る」という場で、今後も機会を見出して立寄りたいものです。未整理の写真が未だ在るので、色々と眺めて、楽しみながら整理しているような昨今です…