“寺内町”というのは、の境内そのものが町のようになったという独特な起こりを有している古い町である。今井町もそういう起こりを有しているが、江戸時代には商業が栄えて豊かな町となっていて、立派な街並みが造られ、そうしたものが伝えられている場所だ…
一度立寄ったことが在り、再訪を期していたのだったが、今般思い付いて足を運んでみた。
今井町は、八木西口駅が直ぐ傍であることは承知していたが、敢えて「辺りを少し歩こう…」と、大和西大寺駅から南下する場合には手前に相当する大和八木駅で下車して歩を進めてみた…
↓駅近隣の壁である…

↑腕組みをして、壁の前に佇むか通り過ぎるかしている人達を見詰める少年が中心になった画だ…
よく見ると<OFFICE STAFF PARKING ONLY>とある。「関係者以外の駐車はお断り」ということなのであろう。が、単純に「関係者以外の駐車はお断り」と掲出するだけではないというのが、少し独特だと思った。
↓少年の画の右側にはブランコに乗る少女の画も在った。

↑こちらも、ブランコに乗りながら壁の前に佇むか通り過ぎるかしている人達を見詰めでいる。更に、壁に据えられているパイプをブランコのチェーンを吊るす支柱に見立てている…
「歩いてみると出くわす」というような感の代物だと思う。こういう“アート”という感のグラフィティーは一寸面白いと思う…
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