サウナを利用すると、身体が解れるような感じになると思う。そんな状態で、宿の居室で寛いでいる…
「色付きカップ」とでも言えば、「コンビニの珈琲は悪くない…否!好きだ!」というような方なら判って頂けると思う。通常のモノは白いカップであるのに対し、「少しだけ高い豆」を使うモノも在って、以前は「碧いカップ」だったが、最近は「紅いカップ」になっている。日付が改まって少し経ったような頃、不意に「美味い珈琲…」と思い付いて、宿に極近いコンビニへ出て1杯仕入れた…そんなことから始まってしまった感の1日である。
電池の電気で動く機器は、電池の電気が切れると動かなくなる。が、新たな電池を入れるか、電池に充電すればまた動く…
自身の場合、機器の電池に相当するモノが切れてしまいそうになりながらも「急速充電!!」というように深く眠ることが叶っているのか、何やら「変?」な程度に早寝早起きが続いている…或いは「充実!!」な時間を過ごしていて、気持ちが変に昂っているのかもしれない…
そういう訳で、前夜から今朝も「早寝早起き」で、日出時刻の遥か以前には起き出してしまっていた…宿を出る関係上、支度は半ば済ませて「今日?」と思案した…
「東へ…」という意図だけは明確に持っていたが、「如何に東へ?」という程度や方法の問題が思案の対象となる…<近鉄 3日間全線フリー>を入手して使っていたが、これは「とりあえず名古屋へ抜ける」という意図を持ってのことだった。
思案すべきは「名古屋から先を如何に?」である…中山道側へ向かう?東海道側へ向かう?何時?如何に?色々な思惑が錯綜する…
無駄が多い、無計画に過ぎることをしているかもしれない。「時間を設けた!」とただ勝手に過ごしている感だが、結局「訪ねてみたい…」が余りにも多いのだ。だから色々と思っている間に「時間を設けた期間(=出掛けようとしている日)が明後日から始まってしまう…」というような調子になってしまうのだ。そして期間中も連日のように「さて明日は?」ということになってばかりである…今般、出発直前まで迷いに迷い、鉄路と海路で、仙台を慌ただしく経由して関西に入った訳である…
こういうのは「自身が制作、監督、主演、助演…」というような、「1人しか関わらない」という状況だから出来る、許されるのだと思う…「1人しか関わらない」という状況でなければ出来る筈もなければ、許される筈も無い…
↓今日の動きである…
近鉄奈良→鶴橋(近鉄)
鶴橋→名古屋(近鉄)(特急 ひのとり)
名古屋→須ヶ口(名鉄)
須ヶ口→津島(名鉄)
津島→須ヶ口(名鉄)
須ヶ口→名古屋(名鉄)
名古屋→伏見(名古屋市地下鉄)
伏見→大須観音(名古屋市地下鉄)
伏見→名古屋(名古屋市地下鉄)
名古屋→丸の内(名古屋市地下鉄)
ということで…散々迷ったが、名古屋の地下鉄の丸の内駅傍に「大浴場が好評!」という宿を“直前予約特価”で利用出来るということが判り、その宿に入った次第だ…
近鉄奈良駅へは朝の6時台に入った。そこの窓口で問い合わせ、今年3月に投入されたばかりの車輛による<ひのとり>の特急指定席券+設備利用券を求めたのだ。乗車券はあの<近鉄 3日間全線フリー>を充てた。とすると?「<ひのとり>の大阪・名古屋間の券を求めると、他の利用分の列車にも乗車させて頂いた…」というような、不思議な感じになったかもしれない。
<ひのとり>については「時には…好いじゃないか…」という感じで「ワンランク上の寛ぎ」という旅を愉しむ列車だ。が、何やらリゾート列車とか観光列車ということでもないように思う…「出張?」という風な背広姿の男性から、「帰省?」という風な小さな子ども達を連れている人達から、各々の理由で移動中な感じの「少なくとも背広のような改まった服装でもない…」(自身を含む…)という人達まで、色々な乗客達が見受けられた。朝7時頃に出る列車で、少し空いていたかもしれない…
その列車で名古屋に着けば、嵩張るモノをロッカーに預けて身軽になり、少しだけ動き回ってみた…
名鉄の列車で、愛知県内の西側である津島を訪ねた。牛頭天王社の本社ということになる津島神社を訪ねたかった…加えて、画の得意な若い副住職が工夫しているというユニークな御朱印が頂けるという観音寺を訪ねてみた…
名古屋に引揚げてみて、思い付いたのは「名古屋の中の地名」でよく耳にする大須観音を訪ねてみた。序に「名古屋総鎮守」という若宮八幡社を訪ねてみた。そうしている中で街の様子を眺めながら随分と歩き廻った感だ…
今日は「変わり易い天候?」という感じであったのかもしれない。名古屋に着く前、雨が降ったらしく、辺りが多少湿っていた。以降、陽射しが強い感じで青空が広がる他方で、雲が多い時間帯も目立った。更に時折冷たい強風が吹き抜けた…更にその強風に意外に多量の落葉が舞っているという場所も見受けられた…
そんな様子な中「とりあえず押さえた宿…」という具合にしたのだ…宿に入ると、大浴場の説明を受け「今、この瞬間にも利用可能?!」と早速に利用した次第だ…
大浴場を利用してしまえば…体の火照りや多少の汗が退くまで、少しばかり休んだ方が好いというものなので、居室で一息入れた…その後は居室での飲物等を仕入れに出た…
マダマダであるとは思うが、大阪辺りは多少馴染んだと思う。他方で名古屋は「初めて」ではないのだが、「如何にも不慣れ…」を否定し悪いかもしれない。そういう中だったので、“不慣れ”を逆手に「何処でも初めてのような感じ…結構!」とでも考えることとした。名古屋に関して自身は、「何処かと往来する際に通り過ぎた」という感じで足を踏み入れている事例が多いと思う。名古屋そのものの中で少し動き回ったのは、随分と久し振りなように思っていた…
それにしても…<ひのとり>は快適だった…心地好さが過ぎて、居眠りをした場面も在って苦笑したが…大阪で「難波、上本町、鶴橋」と乗客を乗せると、大和八木と津にしか停車しなかった…本当に「新たな名阪特急」なのだ。
更に、津島のような「名古屋周辺の独自な伝統も或る程度色濃く伝えているような地域」、或いは「そういう地域で、可能な範囲、出来るように御自身の活動をしているような方」と言葉を交わすというようなことは、何か非常に好いようにも思った。
既に「綴るべきこと」、「綴りたいこと」が多く生じている旅になっている。今日も着実にそれらが積み上がってしまった…
明日は更に東へ…明後日は北へ…そんな段取りにはなっている…それは好いとして、何やら酷く眠くなって来た…
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