実質的に…不慣れな地域を巡るような今般の動きは今日が最後というような感じになる。飽くまでも(!!)「今般は」ということで、「時間を設けて気儘に…」というようなことは、自身の基準で「余程のこと?」でもない限り、止めない、止められないだ。止める意図など、全く無い(!!)のである…必ず「またやる!」と思う…
今日は「明早朝からの予定」に鑑みて、「夕刻から早朝に待機」という「確定した予定」が在って、早朝からその“予定”までの間は、「随意に過ごして埋めると好い」という感だった…
或いは?「南下」を開始して以来の何日間かで、最も長い時間、最も深く眠った後に迎えた早朝だったかもしれない…
「早朝」と言っても、例によって「深夜と朝との境界」というような、この時季には「日出時刻にマダマダ間が在る…」という時間帯ではあったが…「サウナで身体が解れた」ということの「効果」なのであろう…
そんなことを思っていれば、何やら妙な音が聞こえ始めた。「寝過ぎないように…」と居室のベッドの辺りに在ったアラームを前夕にセットしてあったことを半ば失念していた。結果論として、長く深く眠ってスッキリ起き出したので、とりあえずアラームは無用だったということになる…
6時半頃、名古屋は未だ少し暗かったが、滞在した宿の駅の目前に出入口が在る地下鉄は既に動いているような時間帯だ…
名古屋の地下鉄の「1日乗車券」は素敵だ。「24時間有効」なのである。前日の13時頃に求めたが、「12月26日13:00まで有効」というような印字がされた券が自動券売機で求められる。それを前日の昼から夕刻に使ったが、明けた朝に名古屋駅を目指す場面でもそのまま使用出来た…(後から東京にもこういうのが在ると知った。これは他所から大きな街を訪ねて滞在するような場面では、なかなかに便利かもしれない…)
東海道新幹線の名古屋・東京間で運行されている列車というのは、関西の私鉄で大阪の拠点駅から京都、神戸、奈良というような隣県の主要な駅とを結ぶ急行等を運行しているが「それらに似たような?」という頻度で運行しているように見える。ということは?何かの事情で酷く混み合う時季でもなければ、「何も考えずに駅へ向かい、切符を用意して、現れた目的地へ向かう列車に乗る」ということで構わない感じだ…
実際、今般はその「何も考えずに駅へ向かい…」というやり方で朝の名古屋駅に入り、クレジットカード専用と称する乗車券、新幹線特急券、指定席券が購入できる販売機を用い、少し後に出る列車の指定席ということで確りと切符を用意して、列車で東京を目指した…
↓名古屋の宿を発って、東京に向かって以降の、今日の動きの全てである…
丸の内→名古屋(名古屋地下鉄)
名古屋→東京(新幹線<のぞみ>)
茅場町→門前仲町(東京メトロ 東西線)
門前仲町→早稲田(東京メトロ 東西線)
早稲田→東池袋四丁目(<東京さくらトラム>こと都電)
池袋→恵比寿(JR 山手線)
恵比寿→六本木(東京メトロ 日比谷線)
六本木→恵比寿(東京メトロ 日比谷線)
恵比寿→新宿(JR 山手線)
新宿→御茶ノ水(JR 中央線快速)
御茶ノ水→東京(JR 中央線快速)
実は…一度やったことも在ったのだが、明早朝に東北・北海道新幹線の列車に乗って新函館北斗駅に至り、そこから北海道内の特急列車に乗換えて札幌に到るということにした。
その明朝の出発に向けて「悠然と歩いて東京駅を目指すことが叶う」というような場所に宿を取ることが叶った。換言すれば「明朝向けに東京駅に近い宿に入るまでの間、何処を如何動こうと、何をして過ごしていようと随意で構わない」ということになる。だから、結果的に「名古屋に滞在して東京へ…」としたが、例えば「前日に名古屋を経て何処かに向かって、そこから東京へ」でも「前日に名古屋に出た後、その日の間にいきなり東京へ」でも「早朝に名古屋を発って、寄り道を重ねながら東京へ」でも構わなかった訳で、「如何しようか?」と随分と色々考えていたのだ…
東京では「往年の自身」に係わりが在ったような場所と「現在の自身」が関心を寄せていた場所とを織り交ぜて訪ねるような感じだった…そしてそれらの各所への訪問だが、然程詳しく計画を立てていたのでもない中「何となく…」とか「偶々…」ということで為された感も強い…
東京駅到着後、嵩張るモノをロッカーに預けて、宿の位置を確認して辺りを何となく歩き始めた。すると、何やら兜町という住所に至り、地下鉄の茅場町駅の出入口が眼に留まった…
茅場町駅…自身にとっては懐かしい感じがする地下鉄の東西線の駅だ。その東西線で門前仲町に向かった。所縁の地である佐原を訪ねた経過も在ったが、19世紀に地図製作で活躍した伊能忠敬が富岡八幡宮の近くに住んでいて、そこから各地への測量の旅に踏み出したということで像が在ると聞いていたのだ…
そうやって門前仲町の富岡八幡宮を振り出しに歩けば、少し先に立派な橋梁である永代橋が在ると案内図を視て気付き、それを眺めに向かった。眺めていれば佃島のタワーマンションの集まっている様子や中央大橋の眺めが面白かったので辺りを歩いた…そのうちに門前仲町の駅に戻った…
門前仲町の後は「往年の自身」が住んでいた経過の在る早稲田へ向かい、辺りを歩いた。穴八幡宮が少し驚く程度に賑わっていた…あそこは「冬至から節分」が“書き入れ時”なのだ…あの近くの交番は何十年も変わっていないようだが、穴八幡は色々と新しい建物―立派な社殿―や鮮やかな彩色の鳥居等が色々と出来ていて驚いた…
そして久々に都電に乗車した…車輛も新しく、<東京さくらトラム>という愛称を冠するようになっていた…早稲田で乗車し、東池袋四丁目に出た。
池袋…『池袋ウエストゲートパーク』というシリーズの小説を愉しんだので、池袋の様子が視たくなったのだ。また、作中で主人公達が“ウエストゲートパーク”と呼ぶ池袋西口公園―小説作中の感じとは、近年の改修の故に異なってはいるが…―や、主人公が住む母親が営む果物店の店舗兼住宅が在るとされているエリアを歩いてみた訳である…
池袋の後は六本木…京都と大阪でも立寄った<HRC>が在る。<HRC Tokyo>は今や老舗と言えるであろう…言葉を交わした店員さんが「ロシア旅行に関心」と判って話が多少弾んだ。サンクトペテルブルグに立寄ったことが在ったとしていたが、「2時間やそこら…“近隣諸国”の次元で行けるウラジオストクやサハリンに興味…」ということだったので、拙作ブログを御紹介しておいた…
六本木の後には、東京駅への通り道でもあるので御茶ノ水駅に寄り、神田明神に道草だ…何か催事でもやっていたのか?存外に多くの人が出ていた…
詳しいことは追って綴るが…戯れに「“出入り禁止”になっているかもしれない?!」という程度に何となく御無沙汰した東京である。「世界中の人達が集まるのだから、自身が1人位敢えて素通りしたって構わないであろう…」という程度に感じていた側面も在るが、近年は本当に通り過ぎてばかりだった。勝手知っていたつもりの場所で迷ってみたり、少し歩けば隣の地下鉄駅やら、少し離れて並行している別な路線の地下鉄駅の出入口に出くわすような「東京を歩く感覚」が久々で、新鮮とも言えたが、些か驚くことの連発だった…
前夜の「身体を解し、深く長く眠った」のが善かったのかもしれない。かなり歩き廻って、宿に着けば着ていた長袖Tシャツと半袖Tシャツとは汗で濡れていて、直ぐに吊るして乾かそうとしている状況だが…それでも自身は至って元気という感である…
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