五重塔を仰ぎ見る…:東寺(2020.12.22)

「名所」というモノが非常に多い京都に関しては「アレを視れば京都を思い出す」というようなモノは定め悪いかもしれない。

例えばテレビドラマ等で「主人公は〇〇へ移動…」ということを示すべく「〇〇の風景」を一寸映すという演出が在ると思う。こういう例で、「札幌へ飛んだ」ということなら「ススキノ交差点のウイスキー会社の大看板が在る様子」を使う例を思い出す。京都であれは?

↓コレが映る様子が採用ではないだろうか?東寺の五重塔である…新幹線の列車が通る高架の向こうにこの五重塔が視える箇所が在って、テレビドラマ等では「京都へ向かった」という場面で使う例が多いような気がする…
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↑近鉄の駅から東寺の方向へ歩くとこういう様子が視えるのだが、何となく好きな光景だ…

↓独特な形で非常に背が高いモノが在ると、上ばかり仰ぎ見てしまう…
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↑東寺の境内を囲う濠と塀の脇を歩きながら、思わず見上げていた…

↓門を潜って境内に入っても、何となく仰ぎ見てしまう…
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↑木造のこうした塔としては日本一高い55m弱の高さが在るのだという…

55m弱?普通、街のビルは1階の天井の高さが3m前後である場合が多いので…55m弱と言えば「18階建のビル」に比肩する訳である。

序ながら…野球場の<東京ドーム>の“天井”は56m余りであるそうだ。ということは?東寺の五重塔の高さの屋根を掛ければ「野球が出来る」という訳だ…

現在の五重塔は、1644(寛永21)年に竣工したモノで「5代目」であるという。こういう寺の高い塔は、落雷等で焼失する例が多かったようで、現在は視られないモノが多く方々に建てられては消失したということが繰り返されたようだ…

↓門の辺りからも視えているが、こういう塔は好い…
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