京都の祇園に宿を求めることにした最初の夕べに辺りを歩いた。名が通った禅寺である建仁寺の境内の一部が普通の歩行可能な道という様相で、通り抜ける場面が在った。
そういうことが在って、翌日の午後に少し時間を設けることも叶ったので「そう言えば…訪ねてみたことが無かった…」と思い付いた建仁寺をゆっくりと拝観した…
↓驚いたのはこれだった…
↑特段に「御遠慮願う」というような指示も見受けられなかったので、驚いた記憶を留めておこうと撮ってしまった…
建仁寺も京都の古寺では多く見受けられるように、伽藍が様々な事由で損なわれ、それが再建されるということを繰り返している。
拈華堂(ねんげどう)とも呼ばれる法堂(ほっとう)は1927(昭和2)年の建物であるというが、この堂内の天井に「建仁寺創建800年」を記念して2002(平成14)年に据えられたのが<双龍図>である。口を開けた阿(生を意味する)と口を噤んだ吽(死を意味する)の二つの龍が描かれている。
↓高い天井に据えられているので大きさが見た目にやや判り悪いが縦11.4m、横15.7mで、畳108枚分にもなるのだという。この寸法は後で調べて判ったが、現場で視れば大きさに圧倒されてしまう…36枚のパネルに描かれ、天井に貼り合わせたのだそうだ…
それにしても凄い迫力だ…
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