出掛けた先で、「地下鉄の1日券」というようなモノを求めて利用することが存外に好きだ…或る程度運行頻度も高い地下鉄で、街の主要な地区を往来する地下鉄の列車を、特段に細かい料金を気にせずに何度か利用すると、自ずと“1日券”の料金の前後の利用に届くという場合が殆どだと思う。そういう訳で、出先で「一寸地下鉄に…」と思い付くと、最初に乗車しようとする駅で「1日券」を入手してみようとする。
「未だ朝」と言い得る時間帯に名古屋に入り、思い付いて名鉄の列車を利用して津島を訪ねた後、名古屋駅の巨大な地下街でランチを愉しみ、そこから地下鉄で動き回ろうとした。何れにしても「名古屋駅から地下鉄で丸の内駅」という経路で滞在する宿を目指す手筈では在ったのだ…
地下鉄の名古屋駅に至り、各種の券を販売する自販機を見付けて、何となく眺めた。最近、「地下鉄の1日券」というようなモノは自販機で売られている。窓口らしきものを探す方が手間が要るというのが普通だ…そういう訳で、名古屋駅で直ぐに見付かった自販機を何となく視た。
地下鉄駅で乗車券等を売る自販機にも「時代の変遷」というのが間違いなく在る。名古屋駅で眼に留めた自販機は、「中学生か高校生の頃のに札幌の地下鉄駅で頻繁に見掛けた」という印象の、「専ら現在居る駅から各駅への単純な乗車券を売っている」というタイプの年季が入って視えるモノだった…「“1日券”は何処で如何に求めるのか?!」と思っていれば、脇に駅員さんが現れた…自身のように他地方から偶々入り込んだ者のような不慣れな人に対応する係が居るらしく、大変丁寧に御案内頂いて、酷く懐かしい感じがした自販機の脇の、少し新しい自販機で「1日券」は容易に求められるということだった…
↓「1日券」を求めたのは好かったが、何か得心出来なかった。自身としては「今直ぐ!」に使用したい。が、「翌日の日付」というのは「如何いう了見??」と思った…
親切に「そちらの券売機で…」と御案内頂いた駅員さんに「判らない?」と御尋ねした。そして判った。「1日券」は「24時間有効」である。従って、求めた「1日券」で改札口を潜ると“時刻”が刻印され、「翌日の刻印された時刻まで有効」となるのだという。従って…「12月25日13時13分」に使い始めた「1日券」は、「12月26日13時13分まで」の「24時間有効」なのだという。故に、「今使う!」という意図で求めた券に、翌日の日付なのだ。「まで有効」という表示の方法だ…
こういうのは、街に入って、泊まって、翌日に立ち去るというような場合、非常に有益ではないだろうか?実際、この12月25日に地下鉄で動き回り、宿に入り、翌朝に新幹線の列車に乗る名古屋駅へ移動したが、この「1日券」で須らく用事は足りてしまったのだ。同日の終電までではなく、「24時間」としてくれるだけで、「泊まった翌朝の移動」に遠慮なく利用可能となるのだ…実に好い!!
他所でもこういう「24時間券」というのは一部に見受けられるようだが、なかなかに好いように思った。そして、旅から戻って然程時間は経たないが、「何時かこの“24時間券”を手に、また名古屋をフラフラと…」という想いを抱いてしまっていることに思い至る…
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