↓鹽竈神社に至る頃には冬の陽射しが少しだけ心地好いような好天ではあった。多分、前夜から早朝だったと思うのだが、少し雪が降って存外に積もったという痕跡も伺える状況だった…

↓現在の宮城県に相当する地域を知行地としていた江戸時代の大名である伊達家も、「陸奥国一宮」という格式と伝統を誇る鹽竈神社を篤く信仰したようで、神社に寄進したという立派な燈籠が伝えられている…

↑19世紀初め、奥州の諸大名が各家中の武士達を「北方警固」ということで蝦夷地(北海道等)へ送り出した経過が在る。仙台伊達家もそれに取組んだが、任務が段落した後に仙台の鋳物師に制作させた燈籠を寄進したそうだ…
↓<左右宮拝殿>というそうだ。視れば「左宮」、「右宮」と2つの宮を併せたような体裁になっている…

↑左宮に武甕槌神(たけみかづちのかみ)を、右宮に経津主神(ふつぬしのかみ)を祀っているという。何れも「武神」で、武士階級である領主の伊達家等の人達も信仰したのであろう…
↓若干、屋根に雪が残っている感じが、時季らしいようにも思った…

↓境内の案内図が随所に掲出され、存外に歩き易いと思った。しかし、「中途半端な積雪」で歩き悪い状態ではあった…

↓古くから地域の多くの人達の信仰を集めた伝統の社という、独特な空気感も感じられた…

↓境内は少し高台で、海も望むことが出来た…

↓振り返って、この鹽竈神社に辿り着いたことに感謝しながら、本塩釜駅により近い辺りに出られる東参道に入って引揚げることにした…

↓散ってしまって、溜まっていた葉に雪が被っているという状況が足元に見受けられた…

鹽竈神社は仙台駅からも然程の時間を要しない本塩釜駅に近い…なかなかに好い訪問先のように思った…
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