大和八木駅辺りから八木西口駅に程近い辺りまで、敢えて歩き、“寺内町”として知られる古い建物が多く視られる今井町を訪ねてみた…
↓今井町の入口辺りにこういう大きな木が立っている…<蘇武橋>(そぶはし)という、かなり古くから在る―何度も架け直されて現在に至っているのであろうが…―という橋の傍でもある。
↑<蘇武橋のエノキ>と呼ばれる木で、推定樹齢が420年という。ということは?「1600年の出来事」と伝えられる<関ケ原合戦>というような時代には、ここに既に在ったということになる。
“寺内町”というのは、或る種の「城塞都市」というような性質も帯びて起こったというが、大規模な戦乱が見受けられなくなった江戸時代には、街道や舟運を利用した輸送の術も在って「商人の町」として栄えたという。そういう街の移ろいを、この<蘇武橋のエノキ>は街の入口辺り、飛鳥川の畔で見詰め続けたということになる。更に、現在でもその営みを見詰め続けている…
↓こういう案内板が傍に掲出されている。
↑辺りの建物等と比べれば、「約15m」という高さも得心だ。なかなかに背が高い木だ。そして枝がかなり広く拡がっているのが面白い…
今井町では<えんれい>というカフェに立寄って寛いだが、この<蘇武橋のエノキ>の近くでもある。
古い町並みの脇で、街の営みを見詰め続けている大きな木…一寸、好い感じだと思う…
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