午後の建仁寺…(2020.12.22)

祇園に宿を求めて京都に滞在した中、直ぐ傍に建仁寺が在ることに気付いた…

夕刻に歩き廻って気付いたのだったが、祇園の宿の直ぐ傍、賑やかな四条通と交差する花見小路を進んだ先に境内が拡がり、脇の通へ通り抜けられるようにもなっていて、何か「京都の街中に在る、伝統を受け継いでよく名が知られた寺院らしい?」という気もした場所だった…

“禅”というモノが普及しようとする中で京都に起こった建仁寺は、戦乱で伽藍が損なわれるような経過も経ながら、禅寺として現在でも活動している場である。

朝早くから京都市内で方々を巡り、午後に宿の辺りに戻り、未だ建仁寺を通り抜けるばかりではなく拝観も可能な時間帯であったので、一寸訪ねてみることにした…

↓花見小路を進むとこういう門に行き当たり、ここから建仁寺の境内に入り込める…
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↓重厚な感じがする本坊から中の方丈等を見学する訳である…
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↓こういうような通路の設え…「伝統の在る寺」とでも聞けば思い浮かべるような雰囲気だ…
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↓或いは好みが分かれるのかもしれないが、この時の光線の状態が酷く好いと思った…
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↓何か「世界を抽象」というような、砂を使う庭の感じは面白いと思う…
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↓少し陽が傾いた、冬至の頃の午後という趣が好かった…
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↓「禅寺の庭」という雰囲気が色濃いと感じた…
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↓色付いた葉が存外に多く残っていて、少し驚いた…
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↓光加減の故も在って、非常に艶やかな光景に見えた。「禅寺の中に設えられた艶めかしい空間」という感で、暫し見入った様子である…
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↑正しく「敢えてモノクロ…」としたが、酷く空気感が伝わるような画になったと思う…

↓瓦にも確りと寺名の「建仁」と入っている。これは栄西禅師が寺を開いた頃の元号に由来する名と聞いた…
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なかなかに訪ね易い場所に在る建仁寺だ。ここに親しむ切っ掛けとなるような訪問であったという気がしている…今般、「酷く気に入った場所」ということで挙げてみたい感でもある…

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