「鉄骨柱梁接合部(実物)」…(2020.12.26)

名古屋駅で<のぞみ>に乗車して、発車の際の「3分程遅れて発車しました…」を挽回して定刻で東京駅に着いた後、嵩張るモノを駅のロッカーに預けて駅周辺に出てみた…

夜に泊まる予定の宿の場所を確かめながら、東京駅八重洲口辺りからふらりと歩いた。天候もなかなかに好く、「そう言えば、こういう具合に東京の街中を歩くのも暫く振りだ…」と心地好く歩いていた…

↓東京の街中…時に「これは何?」というモノにも出くわすという感だ…
26-12-2020 Tokyo... vol01 (4)
↑「不思議なオブジェ?」と思った…所謂“メガバンク”と呼ばれる大手銀行関係のビルの前だった…

所謂“メガバンク”は、長い間に様々な銀行が合併して現在に至っているのだが、現在このビルに入居している銀行の“前身の一つ”となる銀行が、1952年に現在地に本店ビルを建てたのだそうだ。そのビルの「鉄骨柱梁接合部」の実物―現在のビルになる前に解体されて、その際に部材を取り出して、一部を保管したのであろう…―をモニュメントにしたのだそうだ。1952年当時には中高層ビルとして「日本国内で初めて」であったという「鉄骨造全溶接」という工法が採用されたというようなことも在ったのだという。

こういうモニュメントという形であっても、「建築の歴史」という観点で意義深いと考えられる建物の記憶が語り継がれるというのは、存外に大切なことなのかもしれない…そんなことを思いながら、辺りを然程明確な意図も無いままに歩き廻った…

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