↓愛用している錫のタンブラーに注ぐと、見栄えは悪くないと思うが、「或いはもっと容量が小さな容器の方が?」と思ってしまうモノが出て来た…
↓何となく在ったのだが…頂き物のウォッカだ…サハリンから宗谷海峡を越えて稚内に辿り着いた代物だ。ロシア国内で出回っている仕様であることは、画では奥側、瓶の蓋の辺りに証紙が貼り付いているのを視れば判る。
↑小容量、250ml入りの瓶なのだが、こうして写真に撮ってみると存外に美しいとも思う。
↓<Путинка>(プーチンカ)という銘柄で、2003年に登場して以来、急速にポピュラーになった銘柄であるそうだ。実際、ユジノサハリンスク辺りの酒類を売っている店でも頻繁に視掛けるモノであった。
↑これは「スタンダードなウォッカ」という感じの味だと思う…もっと古くからの歴史を謳うような“スタンダード”なモノと比べても遜色は無い。
ウォッカというモノは、容量が少ない“ショットグラス”に注いで、一息で「口の中に放り込む?」かのように頂くのが、粋な流儀である訳で、愛用している錫のタンブラーのような容量の容器に注ぐのは「一寸違う!?」かもしれない。が…「泡盛や焼酎を嗜むような感覚」で、独りで悠然とウォッカを頂いてみるというのも…存外に悪くなかった。
泡盛は30度や25度がポピュラーであろうか?焼酎は25度がポピュラーであろうか?そんな泡盛や焼酎にも37度とか40度というモノが見受けられる。自身ではそういうモノを好むが、「スタンダードなウォッカ」も40度であって、そういう泡盛や焼酎と“度数”に大差は無い。<Путинка>(プーチンカ)も40度だ…或いは?最近は泡盛や焼酎を嗜む機会が増えていて、それらを嗜む場合の流儀に引き摺られて、ウォッカを愛用している錫のタンブラーに注いでしまったのかもしれない…
ウォッカは「蒸留して出来た酒をフィルターで濾して完成」という代物で「変な“雑味”が或る程度排されてスッキリした…」という特徴が在る訳だが、同時に「濾されてスッキリした奥に在る味わいのようなモノ」も在って、それは銘柄によって些か異なるのだ。
↓或る程度定まった「粋な流儀」を敢えて外し、「完全な我流」で勝手に愉しむという在り方…悪くない。
サハリンから宗谷海峡を越えて稚内に辿り着いた代物が不意に出て来て、「そう言えば…一寸、御無沙汰であった…」と、「銘酒との再会を寿ぐ」というような気分で頂いてみたのだった。或いは「最近のロシア」では、ビールやワインがより一層好まれるような傾向が強まっているかもしれないが、それでも自身としては「ロシア=ウォッカ!!」という気分がなかなか抜けない…
余談ながら…このウォッカは直ぐに空いてしまった…
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