夕刻は御近所の居酒屋にでも立寄り、ほのぼのとした一時を過ごしながら食事を愉しみ、そのまま引揚げて休むという程度の過ごし方が好い。
↓そう思いながら御近所の様子を伺えば、馴染んだ店の灯りが点き始めていた。灯りに浮かぶ建物の感じを視ると「未だ仄かに明るい…」という具合だ。夜の帳が下り切ってしまうまでに時間を要するように「なり始めている?」ということを感じる昨今だ…季節が動いている。
「季節が動いている」ということは?少し以前まで、出回っている様子を見掛けなかったモノが登場する機会も生じるということに他ならないと思う。
↓こんなモノが在った!?生ウニだ…
辺りの産物としてウニは少し知られているかもしれない。「ウニの時季?」ということになると「夏ですね…」という話しになるのだが、早目なモノが出回り始めるのは、年によって些かの前後は在ろうが、今頃の時季からかもしれない。
立寄った馴染みの居酒屋では「今日、今季で初めて出す…」ということであった。「然らば、その今季初を所望致す!!」ということにした訳だ。(正直、店の視える辺りに佇んだ時点で、別な刺身でも摘まもうかという気分で居たが、「今季初!」の乗ったのだった…)
↓絶妙に柔らかい他方、箸で摘まんでも崩れない程度で、「味が染まってしまわない程度に微量…」ということで醤油と、アクセントに山葵を点けて頂く生ウニが好い…
↑安価な訳でもないので、頻繁に多量に頂くのでもないが、時にはなかなかに好いものだ…
↓立寄った店の「名物」である、半身のシマホッケを食べ易い串焼きにした代物は非常に好い…
↓味を付けた鶏肉を焼き上げる、立寄った店の流儀である焼鳥も美味い…
↓そしてホルモンが好い…
↓暫し寛いでいて、最後にこのやきめしを頂いた…
確りと「食べてしまった…」という感だった。ほのぼのとした一時を過ごし、愉しい気分で引揚げた…
こういう一時、美味い食材に好い料理…大変に有難い!
この記事へのコメント
aya
「冬季には見かけなかった食材が出回り始めた」というのは生うにのことですか。
フキノトウのほかに何かほかのものかと考えていましたがまさか生うにとは想像もつきませんでした。
ウニ、大好きなんです。
たまりませんね。
新鮮なウニはおいしいですね。
ウニの肌❓(表面)を見ても新鮮なウニということがわかります)
半身のシマホッケ。
骨なしホッケとかかれていますね。
それを食べやすいように串に刺して出される。
気の利いたおもてなしですね。
Charlie
写真と拙文を御愉しみ頂き、ありがとうございます。
当地で、ウニは「夏が時季」ということになっていて、冬季は余り出回りません。そのウニが現れたというのが一寸面白かったので、こちらで取上げてみました。
当地では「ウニ…」と言えば、とりあえずここの画のような「生ウニ…」というイメージです。他所から来る方も、自身を含む地元に居る人達も愉しむモノが、ここの画に在るようなイメージのウニです。
過去に中国地方を訪ねた範囲では、下関で「ウニ!!」という具合に、名産品、人気のモノというような扱いであったことを思い出しますが、当地でもウニは「人気者!!」です。その「時季!」が漸く巡って来ました。
ホッケに関しては、地元の水産加工場で骨を抜いて食べ易いようにしたモノを出しているそうですが、馴染みの店ではそれを巧く使っています。この半身の串焼きはなかなかに御薦めです。
こういうような感じのモノも、こちらで色々と御紹介出来れば非常に好いと思っています。