何年か前までは「朝の音威子府駅(おといねっぷえき)」という場所に「独特な魅力」が溢れていたことが忘れられない。
「朝の音威子府駅」と言えば…稚内から南下する普通列車が到着して延々と停車していて、そこに旭川から北上する列車が到着して少し長く停車し、両列車の脇に稚内から札幌を目指す特急列車が着いて直ぐに南下の続きで、その後は北上する普通列車、南下する普通列車の順に発車していた。少し以前の雰囲気を強く懐かしむ場合も在る…
そういう風情が酷く気に入っていたのだったが、近年はもっと「淡泊…」な感じだ。稚内から南下する普通列車は、音威子府駅に着いてから然程長く留まらずに発車し、美深駅に至って漸く北上する列車と行違うというようになった。そして南下する普通列車は名寄駅まで特急列車とは出くわさない…北上する列車については、音威子府駅の少し南、音威子府村と美深町の境目の美深町寄りに在る豊清水信号所で特急列車と行違う…
早朝の旭川駅で気に入っている普通列車に乗車の都度、名状し悪い「寂しさ」のようなモノを覚える事を禁じ得ない…
↓というようには思うが、音威子府駅では北上する列車が3分間程停車する…
↑こうしてホームに瞬時出て、外気に触れて身体を伸ばす…
旭川・稚内間の普通列車での移動は、やや時間は要するが、「途中で適当に息を抜く」とか「車中で居眠り…」というようなことを思えば、寧ろ「適度にゆったりとした移動…」という程度にも思える。
こういうような音威子府駅の雰囲気…今後は如何いう具合になって行くのであろうか?
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