稚内港北防波堤ドーム…(2021.06.24)

「強めな光の傍で眠る場合、“睡眠の質”が低下してしまう…」というようなことを聞いた記憶が在る。が…夕食を愉しんだ後に居室の寝台で横になると、灯りを消す間も無く眠ってしまう場合というのが頻繁に在る。そして「眠って…いた?」と気付くと、部屋が煌々と明るい。それで時計を視れば、眠り始めたと推定し得る時間帯から5時間や6時間経てしまっている場合も少なくない。

この時季、その「眠り始めたと推定し得る時間帯」が「未だ“夜らしい”という程度に暗くなり切っていない?」という場合も在る。とすると?「明るくなったような頃に起き出し、暗くなる前に眠る」というような、「過ぎる程に健全…」な暮らしをしているような、何か妙な感じになる。

↓明るく穏やかな「湖岸と見紛う海岸」という様子が未だ続いているようだ…
24-06-2021 early morning (1)

↓一部の雲が鏡面のようになっている海面に映り込んでいる…
24-06-2021 early morning (8)

↓午前3時45分辺りに朝陽が上る様が視える…画の左寄り、写真に撮る場合にはレンズの画角によって「切れてしまう…」というような位置から朝陽が上るのがこの時季だ。
24-06-2021 early morning (10)

こういう様子を漫然と眺めていると、何か「“朝”が産まれる時」に立ち会うというような、不思議な気分になる。

特段に観客数の制限、入場規制、入場券の抽選、予約の必要というような「面倒…」は一切無いというような感じ、入場無料で「大概は貸切…」という状態で、こういう好い景色が眺められる。これを愉しもうと、敢えて早起きをするのでも何でもない。「起きてしまった…天候は悪くない…一寸だけ歩こう…」というだけのことなのだ。

こういうような「如何でも構わないような平素の様子」に紛れ込む「素晴らしい瞬間」というようなものは、或いは非常に尊いかもしれない。そして、そういう「尊い」に気付いてみると、ほんの少しばかり心豊かになることも叶うのかもしれない。最近、こういう程度に考える場合が少しばかり増えたというような気がしている…

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