「上陸作戦(?!)」の顛末…(2021.07.10)

漸く「ジーンズ穿きで半袖Tシャツ」というような服装に、気分で好みのキャップでも被った程度の様子で日中の戸外を動き回ることに抵抗感が無くなった感の当地である。そういう中で日曜日を過ごしながら、土曜日の顛末を綴ろうとしている…

色々と愉しい事、愉快な感じが在って、何か「佳かった」とか「好い」と語りたい内容で頭の中が溢れてしまうというような場合も時には在るかもしれない。単純に「休日だった土曜日の顛末」ということに過ぎないのだが、「溢れるような記憶」を少し整理したいような気分なのだ…

「時にはカメラを提げて好い風景を眺めに出て、一寸変わったランチを愉しんで、温泉にでも浸かる休日は如何でしょう?」と誘って下さる友人が在る。「Хорошая идея!!」(Good idea!!)ということになって、何度かそういうことをした。

何度かそんなことをする中、日本海側を動き回って「沖に浮かぶ利尻富士…」というモノの様子を愛でた、または愛でようと動き回ったことが在った。そんな時に…「あの利尻富士…島全体が山と言っても過言でもないような利尻島そのものだが…そのうち…“探検隊”でも編成して上陸するか?」ということが話題になった。これもまた「Хорошая идея!!」(Good idea!!)ということにはなった…

6月末の或る日、件の友人と会って話す機会が在った。「そう言えば“探検隊”と言っていた話しな…」ということが話題になった。「“そのうち”と言っていても?何時までも“そのうち”は訪れない…とりあえず、余程天候が悪くない限り実行するということにした方が善くないか?」という話しになった。そして「少雨決行!“上陸作戦”は7月10日に発動である!!」という話しになった。

こういう話しになると、その「7月10日」が愉しみで、そして天候按配が気になって毎日のように気象情報に眼を通す。稚内やその周辺は、7月に入ってから、何か「雲が多目で雨交じり」とか「1日の中で変わり易過ぎるような天候」というのが続いていた。「少雨決行!“上陸作戦”は7月10日に発動である!!」と、半ばは「呑んだ席の“お笑いネタ”」という気分も交えて話していたが、酷く天候が気になった。前々日辺りに「予報は晴れ?利尻島も稚内も、特段に何かの注意喚起が為されているのでもない…」ということになって、「進め!!一歩も下がるな!!」と昔の戦争を背景にした映画にも出て来る“ソ連軍の隊長”が叫んでいそうな台詞が出て来た訳だ…

そして7月10日、休日である土曜日の朝だ…

昨年の12月、津島の観音寺という寺に立寄って<令和三年 智山御寶暦>というモノを頂いた。副住職と言葉を交わして愉しかったのだが、去り際に「時季なので御配りしている」と暦を下さったのだった。手元に置いて、時々眺める。

7月10日?“九星”は「五黄」で、“廿七宿”は「鬼(き)」で“十二直”は「建(たつ)」だ。

「五黄」は「吉運。凶を転じて福となす大楽運。進んで業を起し活動すべし」だそうだ。「鬼(き)」は「大吉日にて祝い事よろずよろし」だそうだ。「建(たつ)」は「神仏を祭り婚姻開店柱棟上げ旅行金銭を収納し新衣の着初め等吉」だそうだ。

要は?「本日、7月10日は吉日」なのだ!

その「吉日」という状況を反映し、早朝から「こういうのも久し振りだ!!」という程度に明るい天が視られた。

朝6時台に稚内港のフェリーターミナルへ向かい、7時頃のフェリーで鴛泊港=利尻島へ渡り、午後5時台に鴛泊港を出るフェリーで戻り、午後7時台に稚内港…というのが“上陸作戦”の基本的な構想である。これ以外…友人が移動手段に用いるレンタカーを予約したという程度で、本当に細々したことは何も決めていなかった。「時にはカメラを提げて好い風景を眺めに出て、一寸変わったランチを愉しんで、温泉にでも浸かる休日は如何でしょう?」という程度のことを、「フェリーで渡った利尻島で実践」という次第なのだ…

往路のフェリー…<ボレアース宗谷>だ。話しが先走るが、復路も同じ船だった…船名に関して「『ガンダム』に出て来る宇宙艦とか、何やら物々しい秘密兵器にでも在りそうな名ではないか?」と笑い話にしてしまっていたが…

航海は(往路も復路も)穏やかな海象の中での航海で、「多分、何処かのバスや電車の方が余程揺れる…」という程度、滑らかな海面を静かに進み、天を流れる雲と光が醸し出す景色が素晴らしかった…

利尻島では、東寄りにやや雲が多い場合が目立ったが、西寄りは雲が少な目で、立寄る先々で美しい光景が眺められた。「佳かった」とか「好い」と語りたい内容で頭の中が溢れてしまうというような場合が生じたと思う。

一応…鴛泊のフェリーターミナル上陸後の経路を…

鴛泊港フェリーターミナル→姫沼→西側の利尻町の域に入って沿道で景色を眺める→見返台で山の途中まで上がった→北見富士神社→沓形のラーメン店で昼食→仙法志御崎公園→オタトマリ沼→<白い恋人の丘>→鬼脇→<ラナルド・マクドナルドの碑>→姫沼→西側の利尻町の域に入って沿道で景色を眺める→鴛泊港に引揚げた後に<利尻富士温泉>を訪ねた→鴛泊港フェリーターミナル辺りのカフェで寛ぐ等→鴛泊港フェリーターミナル

という状態…事前に何となく思った以上に「盛り上がった!!」という感…本当に「漫然と辺りを動き回って景色を愛で、ランチを摂って、温泉に入ってということに丸々一日を費やす」という「贅沢な休日!!」であった。

利尻島上陸の経過の中、「私のカメラの1号機と2号機」と勝手に呼んでいる<X100F>と<X-Pro2>を持参した。<X-Pro2>については<XF35mmF2>を装着した状態で、交換レンズも持っていたが、結果的に交換しなかった。“35mm画角”と“52mm画角”で随分と写真を撮った。順次整理し、こちらのブログでも「盛り上がった!!」という感の、今般の撮影写真を使用した記事を綴って行きたい。

非常に好い状態であったので、本当に「吉日!!」と実感した…時にはこういうのも非常に好い!

この記事へのコメント

  • 江戸前

    広島在住、江戸前です(笑)
    函館〜稚内、距離宣告!?
    ありがとうございました(笑)
    リアルにわかりました(笑)
    予定ですが!新函館北斗11時発、車で札幌一泊、
    翌日、オロロンラインで稚内、豊富温泉泊(宴席でオススメと伺ったのでチョイスしましたが(泣)稚内で夜過ごせない(泣))
    翌日、旭川へ向かい泊(どのルートにするか悩み(泣))
    翌日、旭川から、美瑛富良野周りながら神威岬に泊、
    翌日、寿都、松前経由で知内泊、
    翌日、函館観光しながら、お気に入り登録の(笑)長万部温泉泊、
    翌日、新函館北斗から新幹線で広島へ、、

    で、組んでみました。悩んでるのは、、相方、北海道あまり行った事が無いから、富良野美瑛入れてますが、行程的に折角稚内まで行くなら、豊富一泊、稚内一泊にしたい気持ちもあるんすが。。(泣)
    利尻礼文、旅行会社時代、行きましたよ、凄い船が混んでたんすが、また行きたいです!!
    本当にご親切にありがとうございます(泣)
    2021年07月11日 11:56
  • Charlie

    >江戸前さん
    こんにちは!
    利尻を訪ねてみましたが、酷く混み合っているという程でもなく、ゆったりと好い時間を過ごすことが叶いました。
    何時か頂いたコメントの関係、ありがとうございます。
    「距離宣告」というような話しは好きで、よくするのですが、旅行の計画を考える際の御役に立てたようで善かったと思います。
    豊富温泉は独特で御薦めですが、日帰り入浴をやっている場所も在りますから、そういう場所で「アレ」を経験してみるというのも在るでしょうね。
    富良野・美瑛と括られていますが、自身では近年は専ら美瑛に寄っている感じです。
    稚内・旭川間ですが、結局は<国道40号>で内陸部を南下が楽であるように思います。日本海側を通ってバイパスや高速道路で旭川へ抜ける手も在りますが、往路で日本海側を通るのであれば被ってしまいますね。オホーツク海側から廻り込むのは距離が長くなり過ぎると思います。
    結局「距離宣告」というような話しに戻りますが、想像以上の長距離ドライブになる関係上、予定を詰め過ぎないとか、長くなり「過ぎない」という移動を重ねられるのが好いように思います。
    後日、旅の土産話が伝わることを楽しみにします。
    2021年07月11日 15:12