利尻島の北東側に在る鴛泊港に上陸した際、「多分、(島の)東側にはやや雲が多く、利尻富士が少々視え悪い?」というように見受けられた。が…北西側に進めば、雲が流れ去って好い感じで利尻富士が視えていた。
「“吉日”というものではないか!」と気を好くして利尻島西岸部を少し南下すれば沓形の街に至る。その沓形の街の内陸側の端に“登山道”とか“見返台園地”という案内表示が見受けられる。そちらへ進んでみる…何やら「山林の細い道路」というような辺りで、散見する他の車輛と交差する際には些か気遣いも要る感だ。
↓こんな看板が据えられた駐車場に至った…
何やら看板脇の小路を上ると、展望台が設けられているようだ。「行こう!」と進んだ。
要は?利尻富士の5合目、標高約500mの辺りに<見返台園地>と称して展望台を設置している。その展望台へ「山の一部を上る」というように小路が設えられている。
この小路が存外に急峻であった。小路に杭を立ててロープを張って在り、上り下りの際に一寸掴まることも出来る。「存外に急だ…」と多少息も切らせながらドンドン上がった…
↓展望台に至れば、眼下に沓形の街や港と日本海が拡がった…
↓眼を転じると少し北の隣に浮かぶ礼文島も視えた…
↓そして見上げた利尻富士の山頂部だ…
存外に「いい汗…」をかいた感だった。上りのように息は切れないが、下りはより慎重に歩を進めて滑らないようにすべきであろう…同行した友人とそんなことを言いながら進んだが、ふと思った。この展望台を設えた時、どんなことをして材料を運んだのだろう?作業する方が担いで上がったか?
何れにしても、こういう「山の上」は一寸面白い…
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