利尻島の鴛泊港フェリーターミナルの建物を出た真正面に、商店、飲食店、レンタカーの事務所が入居した横長の建物が在る。
↓その中、一際「クール…」という感じの看板が眼に留まった…
朝、鴛泊港に上陸した時点で看板に気付いていた。そして「歩いて<利尻富士温泉>へ…」ということをしていた午後3時台には「何となく賑わっている?」という風情も見受けられ、少々気になっていた。
<利尻富士温泉>から鴛泊港フェリーターミナル辺りに引揚げた後、フェリー乗船まで「微妙に間が在る…」と思ったのだったが…「クール…」な看板の店が混んでいるでもなかったので入ってみた…
↓<PORTO COFFEE RISHIRI>(ポルト・コーヒー・利尻)というカフェである。
↑エスプレッソマシーンで珈琲を淹れる…持ち帰り、または店内でという仕組みで、画のようなカップで飲物を供する。
エスプレッソマシーンで珈琲を淹れる関係上、「普通なブラックの珈琲」は「アメリカーノ」ということになる。何か「エスプレッソマシーン前提…」というようになっている、最近のユジノサハリンスクのカフェのようだとも思った。
聴けば、この<PORTO COFFEE RISHIRI>(ポルト・コーヒー・利尻)は2020年7月に開店で、極最近に「1周年」であったそうだ。
↓「開店1周年」で配ったという“ドリップパック”を土産に頂いた…
“PORTO”(ポルト)というのは、ポルトガル語で港を意味する語であるという。(序でにイタリア語でも同じだった…)正しく「フェリーターミナルの真正面」と「港に在る珈琲の店」という体裁である。
人々が他地域と往来する際に発着する場所の辺りにカフェが在るというのは、非常に好ましいことではないかと思う。小さな街の鉄道的のような存在感であるのが、この利尻島の鴛泊ではフェリーターミナルなのだと思う。そのフェリーターミナルの前のカフェだ。何やら住所は定まっているが、住所も何も関係なく「フェリーターミナル真正面、徒歩15秒」という場所だ…
↓何か「素敵な場所」に出くわしたように思う。
簡単に「通り掛かる」ということでもないのかもしれないが…鴛泊港フェリーターミナルへ立寄るなら、ほんの少しの時間のゆとりを設けて、ここで珈琲を求めるのも好いと思った。今般、復路のフェリーに乗る前に時間を設けられて大変に幸いだった…
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