<北のカナリアパーク>で路線バスの情報が掲出されていた。時計に眼を落とせば、30分経つか経たないかという頃合いに、香深港フェリーターミナル辺りへ向かうバスが動いているらしい。
↓少し小高くなっている<北のカナリアパーク>から、10分まで要しない程度の時間、坂道を下りるとこういう場所に…
↑稚内でも路線バスを運行している宗谷バスが礼文で路線バスを運行している。その停留所が在って、待合所も設けられていた。
↓脇にこういうような<北のカナリアパーク>関係の案内板も在った。
↓一瞥して判り悪い程度に色々なバスの便が出ているが?
↓この停留所を通るのは「香深~知床~香深」という運行系統である。結局、礼文島内の各路線が網羅された運行時刻表がそのまま掲示されていたという訳だ。
↑運行便数は非常に少ない…
停留所は「第2差閉」または「第二差閉」とも書くようだが、「差閉」は「さしとじ」と読む。何となく思うのは、“知床”、“差閉”、“香深港フェリーターミナル”とバスが行き交っていて、“知床”と“差閉”との間に<北のカナリアパーク>を訪ねる利便を考えて「第2差閉」または「第二差閉」を新設したのではないかということだ。<北のカナリアパーク>にも極一部の路線バスが乗り入れるようだが、やや変な回り道になるかもしれない。そこでこの停留所な訳だ…
そんなことを想いながら、辺りを少々眺めてみるなどして、香深港へ向かうバスが現れるのを待っていた…
↓現れた…“知床”へ向かって行ったバスを見送ったが、そのバスが引き返して来たのだ…
↓香深港フェリーターミナルで下車した際、乗ったバスを写真に収めた。因みに、「第2差閉」からフェリーターミナルまでの運賃は220円だった。とりあえず現金払だ。乗客の割合としては、来訪者の比率が高い感じがした。これは走った時間帯の故であろう。昼頃だったのだ…
↑稚内でも路線バスを運行している宗谷バスが運行しているというが、稚内では全く見掛けない車輛だ。専ら礼文で動いているのであろう。礼文町のキャラクターである<あつもん>が描かれ「彩北の花の島 礼文島へようこそ!」というフレーズも在る。「観光バス」の様相だが、普通な路線バスである。古くはよく見掛けたような気がするが、進行方向に向かって前から後ろに2人掛の座席が並んでいるような内装だった。
このバスだが、後部の扉は開閉させなかった。開閉したのは運転士横の前側だけだ。前から整理券を取って奥へ進むように乗車し、下車時は運転士横の運賃箱に運賃を入れて下車するようになっている。「凄く昔の方式?」という感じだ…この辺りでは「後側から整理券を取って乗車し、前側で運賃を払って下車」が多いような気がしている。(地域や路線によっては「前側から乗込んで運賃を払い、後側から下車」という例も在る…)
こんな礼文の路線バス…機会が在れば、更に親しんでみたいような気がする。
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