杉の木立に射し込む朝の光:<一の橋>を起点に廻った<奥之院>:高野山(2021.11.20)

早朝5時台から動き始め、8時少し前にはケーブルカーの高野山駅に至り、バスで目指したのが<奥之院>の「入口」に相当するという<一の橋>だった。

↓これが<一の橋>だ…
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↓橋の脇にこういう標柱と石灯篭が据えられている…
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「御入定」とされる弘法大師空海の魂が在るとされる「聖域」で、約2㎞という御廟までの道程には夥しい数の簿府が据えられている。何か「偉大な弘法大師空海を慕う無数の人達の魂が渦巻く」というような感も受けるのだが、好天に恵まれた清々しい朝にここを歩き廻ってみた。

↓杉木立の中に形成された路が年月を重ねる中で整備されて歩き易くなっているが、石灯籠や様々な墓碑や記念碑や、何やらそれらが傷んだモノ等が散在して独特な空気感が漂っている。
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↓こういう様子に思わず足を停める…
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↓この「聖域」で、杉木立の造る陰に強い光が射し込むことで、過去と現在、光と闇、様々な時代に色々な状態の魂が渾然と交じり合って、弘法大師空海の法力で浄化しているかのような…そんな状態を想わないでもなかった…
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↓こういう様子に心奪われ、単純に2㎞程度を歩む場合よりも余計に時間を要した…
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↓何か「1200年以上も受継がれた信心」の「名状し悪い底辺」を抉り出す場所か何かのようでもあるような気がした。
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↓こんな場所で歩を進める充足感…これは少し強引に稚内から訪ねてみて善かった!
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山に上がって滞在し、下りて来たばかりで、未だ地元に引揚げる少し前ではあるのだが、それでも「再訪!」を思い描いてしまう…

この記事へのコメント

  • ライカ

    早速、記事を拝見しております。
    早朝の光芒さす奥之院の画、やはり神々しいですね。
    まさに異次元の空間ですね。
    弘法大師様の御廟までの道すがら、名だたる武将の
    苔むした石塔が更に神秘的感を出していますよね。
    私が特に好む石塔は写真にも収められている
    「武田信玄」公です。
    本当にここに葬られているかは謎ですが…?
    行く度に大きな石塔の裏にそっと手をあてて気をもらっています。(^^)

    人が居ない「奥之院」の参道は画になりますね!
    沢山の他の画も拝見しました。
    2021年11月21日 22:20
  • Charlie

    >ライカさん
    こんばんは!
    早速にこの「奥之院」の記事を御覧頂き、またウェブギャラリーにも目を通して頂けたようで嬉しく思います。そして高野山にも御縁が在る方に、高野山訪問の顛末に関する記事を御覧頂くことが叶っているというのも喜ばしいことです。ありがとうございます。
    https://www.flickr.com/photos/21158367@N06/albums/72157720160654516
    実は「人が多くなる少し前な感じ」という中で、この「奥之院」を散策することが叶いました。御廟が在る辺りに至った頃には、存外に来訪者が多くなっていました。
    それはそれとして「杉木立に射し込む光」を愛でながら、「名状し悪い空気感」を満喫しながらこの「奥之院」を満喫しながら散策していました。歴史の教科書に出ている、またモデルとした劇中人物の小説等への登場も少なくない人物達の苔生した墓碑が多く集まっている様子は、本当に独特でした。その辺の状況もまたこのブログで取上げてみたいと思っています。
    2021年11月22日 02:59