↓実にさり気ない佇まいだ…
本当に「路の脇」に上記の画のような感じで視える…
↓高野山に多く見受けられる寺院の一つのように見えるが、実はそうではない。
<霊寶館>と看板に在るが、寧ろ「霊宝館」と書く場合が多い。有名寺院に「宝物館」とか「宝物殿」というようなモノが見受けられるが、この<霊寶館>は高野山金剛峰寺のその種のモノに相当する。
↓1921年に高野山金剛峰寺に受継がれた素晴らしいモノを護り、受継ぐ目的で開かれた博物館ということになる。
2021年は「<霊寶館>100年」ということになる。4期に分けて数々の名品を展示する催しが行われていた…拝見し、何やら感銘を受けた…所謂“仏教美術”の精髄という感で、ふらりと立寄って展示に触れて心揺さぶられた…多数の収蔵品を順次展示、或いは常設的に展示と幾つかの展示場所が設けられている様子だった。
↓確りと図録も入手してしまった…
過ぎる程に精力的に歩いたような他方で、現在にまで受継がれている優れたモノにゆったりと触れることが叶った今般の旅は非常に善かった…「北海道の奥」と言わず、関西に在ってさえも高野山は些か訪ね悪いのかもしれないが、この<霊寶館>は本当に「訪ねて見学する価値が高い」と思う。多くの皆さんに御薦めしたい場所だ…
※図録の画は札幌で撮っているが、高野山での<霊寶館>との出会いに関する記事なので、記事は「和歌山県」のカテゴリに入れる…
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