更に北上…=運行日誌(2021.11.23)

稚内に在る…短い旅だったが、戻った…

札幌の宿で迎えた朝は、自身にとっては「普通」な範疇、5時台に眼を開けて起き出した。

格別に素早いスタートが求められるのでもない。旭川駅から昼に出る列車に乗って稚内駅へと引揚げる段取りだ。間に合うように、本数が豊富な札幌・旭川間の列車に乗れば善いという話しだ。少し寛いで居られる。

前夕、大阪空港(伊丹)からのフライトで「強風の影響で新千歳空港に着陸出来ない場合…」と繰り返しアナウンスされていたが、昨夕から低気圧の影響が生じているらしい。JR北海道のウェブサイトを視れば、朝早くの時点で札幌・釧路間等で特急列車の運休が生じたようだ。他、荒天を見越した列車運転見合わせ区間も見受けられる。旭川以北に関してその種の情報は無い。

それでも昨夕はフライトが普通に運航されて無事に新千歳空港に下り、「新千歳空港駅に何となく着けば、大気の列車に乗って直ぐに出発」で想定どおりに札幌駅に至ることが叶った。更に満席のフライトながらも、事前に指定予約もしなかったのに、翼の少し後ろの窓側の席に乗ることまで出来た。色々な何かに感謝申上げたい情況だ。多分、そういうのは続くであろう。

そう思いながら、宿の朝食を摘まんだ。サラダと若干のおかずだが…少し前には「弁当方式」が専らだった宿の朝食だが、以前からの所謂「朝食バイキング」な感じも還って来ている。当然、後者を択んだ。実は意外に「宿の朝食の“朝食バイキング”」は好きだ。他方で、朝食提供前から動く場合や、食事が付かない素泊まり利用で宿泊というのも多い。今般、大阪は朝食提供前から動き始め、高野山は素泊まり、京都と札幌とは朝食を摂った。

朝9時半に札幌を出る列車に乗り、11時頃には旭川に着いた。何処からか?車中で居眠りに陥り、気付くと旭川だったのだ…

旭川で何となく本を求める等して昼食を確りと摂り、予定どおりの列車に乗車した。少しばかり身体が正直に反応しているのか、或いは「後は黙って乗っていれば稚内へ連れて行ってくれる」という安堵か、車中で直ぐに居眠りに陥ったようだ。「ようだ…」としたのは、列車が動き始めたという後、不意に気付くと幌延の辺りで、エゾシカと衝突してしまったようだと、停車して点検をしているという場面だったのだ。

そんなことで、列車が11分程度遅れたらしいが、稚内に無事に着いた。風は冷たく、気温が前日までより一段階低い感だが、積雪は見受けられない。概して天候に恵まれた感じな中での移動だったような気がする。

時にはこういうような時間の設け方、使い方も好い…

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