客室乗務員の歴代制服…:新千歳空港(2021.11.19)

新千歳空港という場所に関しては、保安検査を潜ってから利用する航空便の搭乗案内を待つ待合室へ入る前に、多少ゆとりが在る程度で到着して、色々なモノを何となく眺めて過ごすというような感じにするのが個人的には気に入っている。

↓空港ビル内でこんな展示が見受けられる…
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↑一瞥する分には、何処かの街の洋品店に据えられたショーウィンドーのようでもあるが…これは空港の歴史に関する事項や、空港が運用された当初から活動する航空会社の関係の品物を展示しているコーナーの一隅だ。飛行機の客室乗務員の歴代制服ということである。

↓上の画と逆側から視た…手前がより古めで、奥がより新しめということになる…
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こういうような、制服を身に着けた女性の客室乗務員が乗務するという航空旅客輸送というモノ…何時の間にか随分と長い歴史を有するようになっている。

この展示…「にやり…」としながら視てしまうのは、随分古いテレビドラマ―多分、若い世代の人達は全く知らない古い作品だと思う…―で、客室乗務員を目指して航空会社に入社し、研修所で頑張る面々の様子というようなことで色々と展開する物語が在って、そのテレビドラマのヒロイン達が身に着けていた制服と思われるモノが在るという点だった…それを視て「これだ!?」とも思ったが、敢えてそれを正面に写真は撮らなかった…と言うより、硝子の販社の関係で、写真を撮り悪い面も在る…

飛行機の客室乗務員…傍目に少し華やかかもしれないが、存外に大変な仕事だとも思う。飛行機に乗せて頂く都度、「ありがとうございます!」という気分になるものだ…巷の様々なサービスは、それを支えようと一生懸命な多くの人達に支えられている…そういうことを忘れてはならないような気もする。そしてこの空港の歴史に関する事項や、空港が運用された当初から活動する航空会社の関係の品物を展示したコーナーは、今や「普段着にサンダル履き」で乗ってしまう場合も在るような航空旅客輸送を支えている人達の気概や矜持を想い起させてくれる。

※「普段着にサンダル履き」で乗ってしまう場合も在るような航空旅客輸送というのは、“親父殿”がその兄である自身の“伯父貴”の言として引いていた表現を思い出したので、ここで使った。古く、千歳空港から他地域で空路で向かうというのは、何やら酷く特別で、「背広を着てネクタイ着用で…」というような雰囲気が“親父殿”―最近80歳代に突入した…―よりも概ね一回り年長だった“伯父貴”には在ったのだと思われる。故に、或る時何処かへ出掛けようと新千歳空港に入った“伯父貴”は、「普段着にサンダル履き」で飛行機に搭乗しようとする人達を視て「この人達!?何なんだ!?」と率直に驚いたのだと思う。そして何かの席で舎弟たる“親父殿”にそれを語り、その“親父殿”の述懐として「イマドキ、飛行機による旅客輸送は“普段着でサンダル履き”」という話しのタネとして自身にも伝わっている…

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