<582>…:市役所前停留所:広島の路面電車(2021.12.23)

「一日乗車券」を手に、早朝から何度も路面電車に乗降を繰り返して広島市内、一部に廿日市市内を動き回っていた。一部、停留所間を徒歩で動き回ることもした。

市役所前停留所に至った。ここから宿の近くに引揚げようとしていた…

広島電鉄の宇品線は1912(大正元)年に開業したという。紙屋町から御幸橋の間だったということだ。この開業当初から、真菰橋停留場(まこもばしていりゅうじょう)という名で、現在の市役所前停留所に相当する停留場は登場しているとのことだ。1944(昭和19)年に停留場は休止ということになったが、1946(昭和21)年に再開し、その際に「市役所前停留所」ということになって現在に至っている。

↓何やら古めかしい型の車輛が登場した…
23-12-2021 X-Pro2 (213)
↑最近、広島では最新型やもっと新しいモノが多い感じなので、こういう車輛は酷く目立つ…

↓西広島を目指してこの車輛が出発したのを見送ったが、<582>は神戸からやって来た車輛だ。「582」という番号は、神戸で用いられていた独特な書体で書かれているという。
23-12-2021 X-Pro2 (215)
↑<582>は1960年製造で、神戸で運行されていた。「570形」という。1971(昭和46)年に神戸で路面電車が廃止された中、神戸市交通局から広島電鉄が買い取った車輛であるという。

↓「50」というマークが掲出されているが、これは「神戸から広島へ移って50年」ということなので掲出しているそうだ…
23-12-2021 X-Pro2 (216)
↑神戸からやって来たこの型は、現在ではこの1輛だけが運行中であるとのことだ。

こういうように「他所から移って長く稼働を続ける」という車輛は好い。こういうのが幾つも在ることで、何か「現に稼働していながらも“資料館”になっている」という雰囲気になるのが面白い。

この記事へのコメント