「こういうモノが在って、こういう場所を通って辿り着いて…」というような次元のことをかなり漠然と覚えている。忘れてしまうのでもない。が、「あそこは何と呼ぶのだ?!」という場合が生じてしまう。
「東側(関西や途中の岡山等)から広島へ向かう?敢えて呉を廻って?」というようなことを思い付いた時、以前に呉に立ち寄った際の「こういうモノが在って、こういう場所を通って辿り着いて…」というような次元のことを幾分思い出した。そして「あそこは何と呼ぶのだ?!」という場合が見事に生じた。
呉は海上自衛隊の艦艇が利用する港で、様々な種類の艦艇が在る。潜水艦まで在る。潜水艦というのは非常に独特な形をしていて、街には潜水艦のことを紹介する海上自衛隊の史料館まで在るのだが、現在活動している潜水艦が呉を拠点にしているので、それが停泊する様子が視える場所が在る。以前に呉に立寄った時、その潜水艦が視える場所に寄った覚えが在る。それを思い出したのは好いが、「あそこは何と呼ぶのだ?!」ということになってしまった。
「潜水艦が停泊している様子が視える」というのは、「非常に特徴的な景色」ということになる訳で、呉に関する様々な情報を調べると直ぐに場所は判った。呉で視られるような次元で「潜水艦が停泊している様子が視える」というような例は、国内外に広く類例を求め悪いという程度に「特徴的な景色」ということにもなるらしい。
<アレイからすこじま>という緑地を目指せば善いのだ。整備された緑地でその「非常に特徴的な景色」を愉しむことが叶うのだ。
「アレイ」とは英語の「alley」で「小路」という程の意味だ。「からすこじま」とは辺りに在った「烏小島」という島に因むのだという。周囲が40mという小さな「烏小島」は、大正時代に魚雷発射訓練場を設けようとした時に埋め立ててしまっていて、現在は無いということだ。
この<アレイからすこじま>を目指そうと、呉駅辺りから歩き始めて思い違いで妙な方向に歩いて、また呉駅へ戻って再出発で辿り着くというような余計なこともしてしまったが、それでも辿り着いた時には少し嬉しかった。
↓潜水艦が停泊している様子が視えた…

↓水上を往来する艦艇も見受けられるが、艦体の大部分が海中に沈んでいる潜水艦が視えているのは興味深い…

↓潜水艦も少し纏まった数が並んでいるという様子は、何やら独特で面白い…

↓潜水艦は、水圧の強い海底を航行するのに好適な形という、「機能美を突き詰めた」というような形状であるのが面白いと思う…

↓古くは魚雷を動かすために用いられたというクレーンが在る…現在では“オブジェ”という感ではあるが…

↓暫し、こういう様子を見入っていた…

この<アレイからすこじま>…強く記憶に留め、きっとまた訪ねてみたい…
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