何処の街にも「古くは酷く賑わった…近年??」というような場所は見受けられるのかもしれない。
↓奈良の<ならまち>というように呼び習わされている界隈の一隅になると思う。こういう場所が在る。
↑<椿井市場>(つばいいちば)と言って、何か「子どもの頃に(保護者に)連れて来て貰った、何やら賑やかだった商店街」というように、奈良の一定以上の世代の皆さんが想う場所だと聞いた。
“商店街”的な店の連なりが、遠目に一棟に視えるような具合に囲われていて「市場」を名乗っている。或いはこういう「市場」を名乗るということ自体、何となく少数派というようにも感じるが、「椿井市場」という文字の「擦れた感じ」が何か名状し悪い感だ。
<椿井市場>という看板の入口辺りについて、奈良で人気の店に寄って、関西の流儀の美味いおでんでも摘まもうというようなことを考える少し前に立寄っていて寧ろ静かだった。それでも、画の入口の周辺で営業中と見受けられる何かの店が何軒か見受けられた他は、「使わなくなって久しい建物の連なり」という以上でも以下でもない様子だった。
↓<椿井市場>という看板の側からやや奥へ踏み込むとこういう具合だ…
↓多分?未だ「昭和」という元号であった頃に活動が休止されて、そのまま何十年も経ってしまっているというような様子になっているのが伺え、些か驚いた。
↓「放置された時間」が何やら「造形」をしてしまうというような雰囲気だ…
↓老朽化して、そして傾いてしまっているというような感じでもある…こういう様子も頻繁に視られるのでもない…
↓傷んでしまって、何やら「倒壊?」というような気がしないでもない。が、自身の見聞の範囲で申し上げれば、こういう「未使用老朽化。改装の手も施し悪い」という箇所は、倒壊するという以上に「火災でも発生した際に危険過ぎ…!!!」ということが問題であると思う。
それにしても…何やら強烈な場所で、少し記憶に残る…
この記事へのコメント
6x6
言葉になりません。こういうものは、「撮るべき人」が撮ると、やはり違います。
廃墟、廃墟と言って喜ぶだけのマニアの写真とは全く異なり、今回の写真は心を打ちます。
Charlie
おはようございます。
画を気に入って頂けたようで嬉しく思います。
何か名状し悪い「“ディープ”な場所…」として教えて頂いた場所です。
「停まった時間」が「停まったまま」で「静かに朽ちる?」というような具合でした。午後の、少し暗くなる時間帯の前だったのですが、その光線と相俟って、何とも形容し悪い雰囲気でした。
こういう場所…出くわすようで、出くわさないというような気もします。この奈良の<椿井市場>については「何年か経ったら??如何なっている??」と思わせてくれるものが在りました…
ライカ
お連れするのは忍びないと想いましたが、
今しか撮れない画が撮れると想い、又
作品が撮れる、生まれる場所として
あえてご案内しました。
今では地元の人も寄り付かない場所。
昔は大勢の買い物客で賑わった場所。
私は昔の賑わいを知っているだけに、
この惨状は観るに忍びないですね。
もうこの市場も何時まであるか判りません?
今こうして写真に収めて残しておく事に
意義があると想います。
Charlie
この場所に関して、1枚目の画の場所を1人で通り過ぎただけなら「何やら古びた店が在るな…」と通り過ぎただけだったと思います。「昔はかなり賑わった商店街で、小さかった頃に連れられてやって来たような場所」と教えて頂いて善かったと思っています。そういうことは“通りすがり”では知り悪い訳ですから、非常に善かったです。こういう場所を教えて頂けたことに感謝です。
こういうような古い商店街のようなモノは方々に在ると思いますが、こういう強烈な状態になっているのは、流石に稀だと思います。この位になってしまうと、傷んで壊れるということに加えて、防火の観点での危険性も指摘され得る筈で、「何時無くなるか…」ということになってしまうと思います。
こういう場所まで含めて、今般は「一層踏み込んだ」という感じで奈良に親しむ機会を得られたと大感謝です。写真ということでも、実際、なかなかに興味深い画が出来たと思います。
近鉄の観光情報発信に肖って「奈良派」を自称していますが、これからも「旅行先として面白い奈良県」と説き続けますし、自身でも機会を設けて何度でも奈良を訪ねたいと思っています。
実は…今日は友人と同席する機会が在って「奈良を訪ねて色々と面白かった」ということを話題にしたところでもありました。そして普段使うトートバッグの“ローテーション”に薬師寺土産のモノも確り加えています。
今般、奈良で御会いして明日香村等を訪ねて“柿の葉ずし”や“おでん”を摘まんだということは忘れ難い想い出になっています。
susatan
椿井市場に行かれたのですね!!
ワタシが生まれた産婦人科医院は ここから数分のところ、生まれ育った町も ここから数分のところ、小学生の頃の通学路がこの市場でもありました。
そして、今、写真撮影で悩んだり、迷ったりしたときの 充電の場所の一つが此処でもあります。
この通りで今も営業されてる中華飯店さんの大将は 今も4×5で風景撮影をなさってます。撮影をとても楽しんでおられる方で、時々、その撮影に同行させて頂いてます。ほんの数年前までは この中のお花屋さんのおばあちゃまが ずっと大仏殿で大仏さまへお花を活けておられました。一見朽ち果てゆくような処に見えたのかもしれませんが、まだまだ色々なものが息づいている不思議な市場です。それにしても かなりディープな世界を垣間見られたのやなあと 面白く拝見いたしました。
Charlie
こんばんは!
「辺りで生まれ育った」という程度に、撮影場所に縁が深い方に写真を御覧頂けたこと、凄く嬉しく思います。近くに、何やら小学校は今でも在るような感じではありましたね。ライカさんと少し歩いた際に立寄ったのでした。
1枚目の画に在る「椿井市場」という看板が視える側では店舗が活動しているというような様子が見受けられました。が、奥側は何やら時間が停まったような感じになっていました。「何か…凄い感じだ…」と写真を撮った訳です。
何やら不思議な感じの場所に立寄ることが出来ました。ここも含めて、また奈良を訪ねてみたいと考える昨今です。