岡山の市域内に西大寺駅が在る。辺りは「岡山市東区西大寺」という住所である。要は「西大寺周辺の門前町」というようなことで、辺りの通称も寺の名と同様の西大寺になっていた訳で、それが現在の住所にまでなっている。
そういうことなので、西大寺駅を起点に「寺の西大寺」を訪ねてみようかと思い付けば…辺りの住所そのものが「西大寺」と称する関係上、何処を視ても、何でもかんでも「西大寺〇〇」というような感じになっていて「寺の西大寺は??」と少々戸惑った…
↓西大寺駅から少し進んで、何やら商店街の脇に「寺のモノ?」という構造が覗く場所が在る…
↑画の右側の商店が「西大寺玩具」なる看板を掲げているが、本当にこの辺りは「何でもかんでも!」という感じで、殆ど全て、何もかもが「西大寺〇〇」で驚かされた…
↓扁額に山号の「金陵山」と在る。西大寺の門に辿り着いた…
751年に観音像が安置されたという故事が在って、その辺りに777年に堂宇が建立されたということが西大寺の起こりとされているようだ。元々は「犀の角を戴き鎮めた地に建立した」とされていることから、「犀戴寺(さいだいじ)」と称したという。後に後鳥羽上皇の祈願文に合わせて「西大寺」に改称したとされる。
↓三重塔…大きいという印象ではないが、何か美しい形だ…
↓なかなかに大きな本堂が在る…
↓石門というのも、何やら趣深かった…
↓鐘楼門という門も知られているようだ…
↓天候も好く、何か境内でのんびりと過ごしたという感であった。
西大寺については、旧暦1月に行われる新年の祈祷である「修正会」というモノに起源を有するという祭りが知られているという。毎年2月の第3土曜日に開催の会陽(裸祭り)という祭りで、牛玉所大権現(ごおうしょだいごんげん)の裸の守護神を参詣というものであるらしい…
↓立寄ったこの日は、何やら凄く静かな感じであった…
↓何やら不思議な石板が嵌められた箇所も在った…
とりあえず西大寺駅に到って、この西大寺を無事に訪ね、冬の好天という中で散策を愉しんだ。「何となく好かった…」と記憶に残る…こういうような「何となく好かった…」というのを、色々と積み重ねたいような気もする…
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