朝の稚内駅を発って、好天に恵まれた中を進み、車窓の利尻富士を愉しむという心弾む場面も在り、何か愉しい移動となった。途中、何やら「妙な停まり方」という場面も無く、各停車駅に定刻で着いて定刻に発車で、列車は極めて順調な運行を続けた。
↓列車が旭川駅に到着した。「ここまで順調に運んでくれて有難う!」と、少しばかりホームで一息入れながら車輛を眺めた。
↑列車の後尾だが、盛大に雪が跳ね上がって付着しているのでもない。降雪が見受けられた区間が記憶に無い―車中で眠っていたのでもない!―ような状況で、走行中に雪が余り跳ね上がっていないということなのであろう。
↓左が4番ホームの稚内から到着したキハ261系ディーセルカ―で、右の3番ホームには札幌へ向かうべく待機中の789系電車が視える。朝に稚内を発つ列車で旭川以遠を目指す場合、ここで789系電車の<ライラック>に乗り換えるということになる。上り下りの通路を通るのでもなく、「直ぐ向かい側」で「約10分」という感じは、非常に好い乗換というように思う。
↑左のキハ261系ディーセルカ―と右の789系電車だが、両者が走行するメカニズムは全然違う。しかし、画に在る運転台が据えられた部分(先頭車)の形状が酷似している。これは両者が殆ど同じ時期に開発ということで、同じ形になったということらしい…
↓キハ261系ディーセルカ―は、最近のJR北海道が特急列車用車輛の主力にしているようで新しいモノが方々で見受けられるのだが、稚内・旭川間で走っている車輛は「最初期」の型である。列車愛称は<サロベツ>なのだが、登場当初に<スーパー宗谷>と号して稚内・札幌間で運行していた経過から車輛を「“宗谷”のアレ」と称する場合も無いでもない気がする。一時、「見慣れない代車」の運行が頻発し、札幌駅で「“宗谷”のアレが居ない?ここのホームだよな?」とブツブツ言っていた人が見受けられたと聞く。稚内を含む沿線で「私達の街の特急列車車輛」と或る程度は親しまれているとも思う。
↑改めて「ここまで順調に運んでくれて有難う!」と眺めてから改札口へ歩を進めた…
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