
↓往年のジャッキー・チェンの映画の敵役のような人物が身に着けていそうな、少し手が込んだ清朝の織物で誂えられた衣装に身を包み、帝政ロシアの軍人が引っ掛けていたようなコートを羽織る人物…

↑これは独立的に手広く交易を繰り広げたアイヌのリーダーの様子を再現したモノだ。旭川市博物館の展示である…
↓北海道やサハリン島や、周辺の広い地域で様々なモノをやり取りしていた…アイヌとはそういう人達だったのだ…

↓端的なモノとしては、色々な用途で珍重された大型の鳥の羽は、アイヌが交易に用いるモノとして古くから集めていた経過が在るようだ。

アイヌは「独立自営の交易業者」で、「交易に用いるモノを得る」ということで狩猟や採集に勤しんだ。が…時代が下ると「モノを集める現場で使役される」というようになって行ってしまった。
↓そうした経過などが詳しく説かれた本も以前に読んだ…
>>『アイヌ学入門』
旭川で、久し振りに博物館に寄ってみた。この「交易の民」というイメージの人形が、何やら酷く気に入っている。
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