マグカップ…(2022.04.16)

私事だが、4月からオフィスの場所が変わった。そうなると色々な勝手が些か変わる…

オフィスの給湯室に珈琲が在って、それを随意に頂くことが可能なのだが、そういう用途のために「各々のカップ」を用意して持込む必要が在るのだという。

↓そんな訳で少し以前に頂いて、少しばかり拙宅で使用し、最近は余り顧みられていなかったマグカップを引っ張り出した。
16-04-2022 early morning (13)
↑「1813-1876」と昔の人の肖像画らしき画の下に在る。

↓少し角度を変えるとこういうような文字が視える…
16-04-2022 early morning (14)
↑「200-лет со дня рождения Г.И.Невельского」と在る。「G.I.ネヴェリスコイ 生誕200年」という程の意味だ…

G.I.ネヴェリスコイは、帝政ロシアの海軍軍人で、1850年代前半に沿海地方やサハリンを探索する一隊を率いて活動し、極東の地誌等をロシアや欧州に紹介したとされる功労者だ。そういう訳で、樺太がソ連化された頃、往年の本斗がネヴェリスコイに因んで「ネべリスク」という呼称になった経過が在る。

そうした事柄を踏まえ、ネべリスクでこのG.I.ネヴェリスコイの「生誕200年」を意識したグッズを用意してみた経過が在り、それがどうしたものが自身の所に至ったのだ。

「昔の海軍士官」という人物の画に、「未知の海域へ船を進める冒険」、或いは「辿り着いたサハリンを踏破する」というイメージの画が重ねられているデザインは悪くないと思う。

オフィスに在る多くの人達が各々の好みで用意したカップが在る中、「200-лет со дня рождения Г.И.Невельского」とロシア語の文字が入ったモノは目立つ。「こういうモノを嬉々として使うのは、この街ではあの男位なものであろう…」と、「絶対に間違いない」という感じであろう…

このカップをオフィスに持ち込み、何となく珈琲を平日の日中にも頂くことが叶うようになった…

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