一日の用事を足して宿へ引揚げようかという段になって、同行者が言った。「ラーメンを食べませんか?」とである。
「その辺にラーメン店が在れば、一寸寄るか…」ということになった。
歩きながら「ラーメン」という看板類が眼に留まると近付いた。が、如何したものか「営業していない?」という状況ばかりだった。午後5時前後だった。
「ラーメン」という看板類を眼に留め、「営業していない?」という状況が何度繰り返されたか判らなくなった頃である。
↓営業中のラーメン店に漸く行き当たった。午後5時20分近くになっていた。
暖簾を潜ってみれば席に案内されたのだったが…「5時半にラストオーダーで6時閉店」ということだった。「構いませんか?」という話しなので「構わない」と応じた。
↓色々と在るメニューを拝見し…
↓<鶏ドロラーメン>というモノを択んだ…
「ドロ」と言うが、肉類の油が濃い感じの「ドロっとした」とでも形容したいスープにストレートな麺と具材とが絡むような感のモノだった。同行者は「何時か頂いたロシアのスープにこういうのが在ったような?好い感じ…」としていた。なるほど、何処かの国のスープにこういう感じが在るかもしれない。
それにしても、「ラーメンを食べませんか?」で「ではその辺で…」と歩き始めて、何やら「探し回る…」という感になってしまうとは思ってもいなかった。
↓何処となく「不思議?」な感じもする出来事の故に、何か「想い出の味」というようになった一杯だった…
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