↓「国道」を示す看板が2つ並んでいる。<40>と<232>だ…
↑<40>と<232>の下に「重複区間」と在る。実はこの「重複区間」ということを然程意識していなかった。辺りの道路は「旭川・稚内間の国道の一部」という程度に思っていたので、これに気付いたということが少し新鮮だった。
「国道40号」は旭川市から稚内市に至る国道だ。士別市から名寄市 までは、「 国道239号」との重複区間、美深町から音威子府村 までは、 国道275号 との重複区間、 天塩町から稚内市までは「 国道232号」との重複区間となっている。総延長は299.2㎞であるという。
「国道232号」は稚内市から留萌市に至る国道だ。稚内市から天塩町までは「 国道40号」との重複区間、また苫前町から留萌市までは「国道239号」との重複区間となっている。総延長は189.9㎞であるという。
色々な地点を結んで拡がる国道のネットワークであるが、ここの例のような「重複区間」というモノが存外に多いということに不意に気付いたという訳だ。
↓少し引くとこういう具合である。国道40号を進んでい至る街の地名が在る。<232>というよりも<40>という感が強い…と言って、途中までは<232>でもある訳だが。
看板そのものである。「Asahikawa」(旭川)、「Nayoro」(名寄)、「Toyotomi」(豊富)で用事は足りると思うが、何時の頃からか、如何いう訳か「Асахикава」(旭川)、「Наёро」(名寄)、「Тоётоми」(豊富)と「もう一行」が加わっている。これも随分と以前からだ。少なくとも30年間近くにはなるだろうか?
用事は足りている看板に「もう一行」は無用だと、個人的には長く思っている。が、最近は「もう一行」に用いられている文字の種類が気に入らないという声も聞こえる。自身としては、今になってそういうことを言っていることが非常にオカシイと思う。
用事は足りている看板に「もう一行」は無用だという中、「敢えて“もう一行”」は「何だったのか?」ということを真面目に考えるべきであろう。少なくとも30年間近くに亘って「敢えて“もう一行”は何??」という問いへの「判り易い回答」に相当しそうな話しは、唯の一度も耳にしたことが無い。
歩いていて、眼に留まった看板にそんなことを思った。
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