伊予札黒糸威胴丸具足(いよざねくろいとおどしどうまるぐそく)のレプリカ…(2022.07.28)

↓新千歳空港のターミナルビル館内で眼に留めた…
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↓「日本の甲冑…戦国時代のモノ?」と思ったが、かの徳川家康が愛用したと伝えられるモノのレプリカであるそうだ。
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伊予札黒糸威胴丸具足(いよざねくろいとおどしどうまるぐそく)と称する。伊予(現在の愛媛県)の職人の考案で流行った様式で、「小札(こざね)」という部材の端の方に穴を開けて糸でそれらを綴り、枚数を最小限に抑えて動き易くしたということであるらしい。「黒糸威」というのは、黒い糸を使うモノだ。胴丸は登場して日が浅い頃は身分が低い兵が身に着けていたが、次第に高い地位の将も使うようになったモノなのだという。

この伊予札黒糸威胴丸具足は、関ヶ原合戦の少し前に徳川家康が、当時は「当時は仏教の守護神」と考えられていて「軍神」と見做されていた「大黒天」の夢を見たとして、大黒の頭巾を模った兜を設えているのだという。兜に付いている歯朶(しだ)の前立は、注連縄や正月飾りなどに使われる「裏白(うらじろ)」を意図しているらしい。

↓関ヶ原合戦を制した際の甲冑ということで、徳川家康は最晩年(大坂の陣の頃)に至る迄これを傍らに置いていたと伝わるようだ。
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期せずして、少し面白いモノに出くわした…

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