<大丸>…(2022.07.31)

河原町から烏丸へ、概ね東から西へ四条通を歩いた。

↓「何の店??」と思って足を停めた…
31-07-2022 X100F (29)
↑ビルの入口に大きな暖簾というのは、少し独特な感じで目立っていた…

「〇で“大”の文字を囲む」という図案が入っているが、これは「大丸」だ。

暖簾の右側の少し下寄りに「創業享保二年」と在る。「享保2年」は「1717年」で、かの徳川吉宗の時代である。

現在の<大丸>は1717年に京都の伏見に起こった呉服店を起源とするそうだ。1726(享保11)年に大坂に出店し、1728(享保13)年には名古屋に出店した。そして名古屋で初めて屋号を「大丸屋」とした。1737(元文2)年には京都に総本店を建てている。1743(寛保3)年には江戸にも出店した。

この江戸時代の店が明治時代以降に現在に通じる百貨店となって行く訳だ。そんな「歴史」を「暖簾」でさり気なく表現している。面白い!

ところで…やや暑い中、暖簾の隙間から館内冷房の少しだけ冷たい空気が流れて来るのが感じられ、些か頬が緩んだ…

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