京都は連日の暑さである。思い付くままに方々を歩き廻ろうにも、日中は多少動くことが憚られる面も否定はし悪い…
そういう中ではあったが、夕刻に戸外へ出た。夕食を一寸愉しみ、序に散策をしてみたかったのだ。夕刻時点でも30℃を超えてはいたが、日中のような強い陽射しを免れ、酷く苦しいということでもなかった。
↓二条城に至った…
↑四条烏丸の宿から烏丸御池まで北上し、そこから少し西へ進めば二条城である。存外に距離は在るかもしれないが、散策をしていて「何となく至ってしまう範囲」ということになると思う。
↓見学者を迎える時間帯は過ぎてしまっていた。
↑しかし、折から「夏まつり」と称して、有料の券で中に入ってライトアップ等を愉しめると知って立寄ってみたのだった。
↓そして中に入った…
↑「夏まつり」の券は、窓口に並んで求めることも出来るのだが、近くのコンビニであれば特段に並ばずに求められる。後者の方式で券の入手したのだった。
↓日没の時刻には早めな頃から、場内をゆっくりと廻ることとなった。
↓庭園の風情が好い…
↓二条城は身分が高い人達が常住していた経過は無かったと思う。将軍が江戸からやって来た時―徳川家康からと徳川家光までの3人、徳川家茂が京都に乗り込んでいる。徳川慶喜は京都で活動中に将軍に就任し、戊辰戦争の際に大坂から船で江戸に引揚げた経過だ。15人の将軍達の多くは京都に入っていない…―の本陣になる場所だったと思う。が、庭は凄く立派だ…
↓城は「防衛陣地」である訳で、敵の軍勢の進行を阻む濠のようなモノが随所に設けられている。
↓現代の時点で城の域内を歩き廻る分には、濠は「風情溢れる水辺」という具合だ…
↓何やら「都市緑地」というような様相でもあると思った。
「夏まつり」の時間帯は、見学者を迎えている建物内等を入ることが出来るのでもない。夕刻の変わる天の下、ライトアップ等を愉しむという趣向である。
↓結局、唐門の周辺に陣取って、ライトアップを少し愉しむことにした。
↓到着直後と趣が少し変わっていた…
↓天の光、暗さが刻々と変わり、建造物の見え方も刻々と変わった…
↓日没時刻から少し経て、暗さが増した天の下でライトアップされた建造物が輝いて見えるようになった。
↓天には月も輝いていた…
↓そして灯りに照らされた外周の濠の辺りに出て退出した。
往路は歩いてしまったが、復路は地下鉄を利用して宿へ引揚げた…非常に好い「夕涼み」というようなことになった。
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