静岡駅内の観光案内所で道順を御尋ねして地図を頂き、「これが在れば迷い悪い…」とゆっくり駿府城公園を目指して歩を進めた。
車輛の通行量が多めな箇所で地下通路を通る必要が在る例が存外に目立ち、「初めて…」という自身には「やや判り悪い?」と思わないでもなかったが、何とか目指す辺りに近付いた。(因みに静岡は2回目だが、初めての時には駿府城公園へ至るのとは反対側で静岡駅に出入りし、翌日以降の動きに備えて宿に入って、辺りで食事を愉しんだというようなことに終始したのだった…)
↓これが少し離れた辺りから姿を覗かせていて、何か凄く気になった…
「建物」であることは間違いないと思った。丸まった屋根を載せた塔というようなモノが組み合わさった建物だ。何か「異国風?」と思った。
↓正面に辿り着いた。「所役市岡静」の文字を認めた。「静岡市役所」だ…
↓異国風な旧い建物の、画では左に背が高い建物が在る。そちらが静岡市庁舎の「新館」で、さまざまな部局のオフィスが多く入っている。「市役所に用事を足しに…」ということでも在れば、多くは「新館」に足を運ぶことになるようだ。旧い建物は「本館」で、1階に少数の部局のオフィスが在るようだが、主に市議会で使っているようだ。
この異国風な建物だが、スペインの建築を意識したデザインで、1934(昭和9)年に竣工したそうだ。今般偶々視た名古屋市庁舎と同時期の建築と言って差し支えないと思う。が、あれとはまた少し違う個性的な外観だ。旧い建物の外観と言えば、友人の一人が「街の旧い建物の一部に、ロシアの街に在る“〇〇劇場”というような類の建物を思い出すようなモノが在ると思う…」としていた。1930年代頃までは、「異国風」を採り入れたような、大胆なデザインが方々に見受けられたのかもしれない。
事前には承知していなかった、静岡市役所本館の個性的な外観が面白いと思いながら歩を進めた。
↓足元にこんなモノが在った。
↑静岡市で管理しているマンホールの蓋だと思う、市役所本館の真中に在る塔のイラストを採用している。
こういうような、個性的な外観の建物を眺めながら方々を動き回るというのも、少し面白いかもしれない。
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