京都の街には新旧様々な通が東西に、南北に延びている。同一名称の通であっても、何時の頃かの拡幅が施された箇所と、施されていない箇所とが混在し、同じ通から外れてしまったと錯覚する場所も散見する。
↓そういうことなので、こういうような具合に通の名を大きく掲げた標柱のようなモノが在ると、他所から何となく街を訪ねている自身のような者には非常に有難い。
東西に延びている御池通は、拡幅が施されていて車輌の交通量も多い。この御池通と、南北に延びる様々な通とが交差している。
↓「釜座通」の標柱の裏には、「釜を鋳る職人が多く住んだ」というような通の名の由来が記され、加えて御池通と交わる通が図示されている。
御池通では、各々の通についてこういうようなモノが設けられているように見受けられた。こういうのは有難い。
が、それはそれとして…実は、烏丸通を西に進んで、この釜座通を少し北上することで訪ねたかった店は直ぐだったのだが、少々西へ進み過ぎた辺りで北上し、何やらグルグルと廻って多少迷いながら歩いたということが在り、復路にこの標柱を写真に収め、後から振り返って訪ねた店に関する記憶を確かにしたかったという事情も在る。
そんな他方、この時は期せずして御金神社(みかねじんじゃ)に出くわし、確りと参拝も出来たのが善かったが。
出先でふらりと歩き、不運なような好運なような、何か判らずに色々な文物に当たりながら過ごすというのが、何やら酷く愉しいと振り返っている。
この記事へのコメント