このやり方は、身体も気持ちも楽で、凄く気に入ってしまった。爾来、所用で札幌に出る場合には、状況が許す限りは時間を設け、「旭川に泊って、翌朝に引揚げる」というやり方をするようになった。特急列車を利用しないで、夜までに旭川に入って、早朝の普通列車で北上という形も在るのだが。今般は特急列車を利用するようにしている。
↓札幌駅で乗車した特急<ライラック>は、旭川駅の4番ホームに到着した。画の左側だ。

↑札幌発の列車の後尾側、6号車の自由席に陣取った。勝手に「シャア・アズナブルの“ザク”の機番」と呼んでいる「12A」の席に陣取り、悠然と途中で居眠りもしながら旭川に到り、列車後尾側から「ここまで運んでくれて有難う…」と眺めたが、画の右側、3番ホームに少ししようが違う789系電車が停まっていた。特急<カムイ>だ。
↓左側の<ライラック>は、折り返し運転で次の列車の乗客を迎える準備を始めていた。右側の<カムイ>は「間もなく発車」という様相だった。

↓<カムイ>は札幌へ向けて出発した…

789系電車は北海道の電化区間で活躍している特急列車用車輛だ。現在は札幌・旭川間の<ライラック>となっている仕様が函館・青森間に最初に登場し、その後に札幌・旭川間の<カムイ>となっている仕様が登場した。後者は最近、札幌・室蘭間の<すずらん>でも運用されるようになっている。北海道の限られた電化区間で活躍する特急用電車の代表格、というより785系が少なくなっているので、実質的に「これだけ!」という感じもする。
旭川駅では、方々との間を往来する各種のディーゼルカーの他、721系電車が見受けられる。そしてこの789系電車である。<ライラック>と<カムイ>とが並ぶ感じは、或いは凄く「旭川駅らしい」という眺めかもしれない。
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