電車事業所前停留所の直ぐ脇にコンビニが在る。路面電車の沿線を散策しようというような場合、そのコンビニ辺りで一息入れながら、停留所に出入りする車輌を眺めるようなことをする。
↓所謂「ラッピング」で様々な広告という車輌が多くなっている。様々なデザインが在って、各々になかなか愉しいと思う。
↑この<3303>は、1998年に初登場の3300形の1輌である。旧い車輌を大胆に更新したもので、<3303>自体は1999年から運行が始まっている。
この車輛の「ラッピング」だが、「白いブラック」という文字が眼に留まり、少し考え込んだ。
“白”(ホワイト)と“ブラック”(黒)とは各々が「対極」な色である筈だ。「“白”でも“黒”と言う」というようなことは、無理筋な話しの譬えに用いられる事柄のような気もする。
「白いブラック」に驚いたのだったが、実は「ブラックサンダー」という固有名詞に「白い」という形容詞を冠しているというのが正しいようだ。「白いブラック」というよく解らない謂いではなく「白い<ブラックサンダー>」である訳だ。<ブラックサンダー>というチョコレートバーにホワイトチョコレートを使った限定品が在るということで、その広告が路面電車の<3303>に在ったということになる。そしてこの「白い<ブラックサンダー>」は、札幌市内の工場で製造しているそうだ。
こういう具合に話題が拡がるラッピングも愉しい…
この記事へのコメント