<1106>…:電車事業所前停留所…:札幌の路面電車(2022.12.10)

札幌の路面電車は「循環」と称し、「内回り」と「外回り」でやや複雑な形の環を描く軌道を巡っている。それ故、或る場所を走っている車輌を見掛て、少し経って沿線に居れば、同じ車輛が何度も現れる様子に出くわすことになる。観ている限り、各車輌の運用時間が割り当てられていて、一定の時間を「内回り」か「外回り」かの何れかで運行し続けるようになっていて、乗務員は電車事業所前停留所で定期的に交替を行っている。

↓この日、何度か見掛けた車輌である。
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↑2018年から登場の1100形の1輌である<1106>だ。

↓信号が変わって動き始めるとカーブに進入する…
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聞けば、A1200形の増備を目論んだが、全国各地の事業者による車輌新造が集中してしまっていて、加えて連接構造のA1200形の製造に時間を要してしまうことから、この1100形の計画が浮上したのだという。1100形は松山の路面電車で活躍しているモハ5000形と同一な基礎なのだという。両者ともに「連接方式ではない形状で低床型を目指した」というデザインで、構造は同じで、内装は酷似している。

↓そして<1106>は、カーブを曲がって東側へ延びる軌道に入って行く。
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