午後の、宿であれば「チェックイン」が可能であるような時間帯から暗くなって「夕食…」という時間帯迄、“別宅”か何かのように連泊中の宿の居室で寛ぎ、食事を摂ろうかと戸外に出てみた。
滞在している四条烏丸の辺りは、京都の街中の班かな一画で、各種の飲食店も色々と見受けられる区域だ。「如何いう御店が?」と、半ば無目的に歩き廻るだけでも面白いかもしれないような一面が在る。何時の間にか雨が交じる時間帯も在ったようで湿ってはいた中、辺りを眺めて歩き廻った。
↓眼に留めたのはこういう御店だった。
↑バナーに在る「日本のパスタ」とは「一体如何いうモノか?」と気になった。
「和パスタ」と言えば好いのか?和食のノウハウ、日本国内の良質な食材に意を向け、独自の美味しいパスタを志向している。加えて―後から御店の方と言葉を交わして知ったのだが、比較的最近に取組み始めたらしいが…―「御酒のおつまみ」に好適と見受けられるモノを夕刻から夜の営業で供し始めたということである。何やら面白そうだ。
↓関西では少し名が通っているようだが、“但馬鶏”という良質な鶏肉が在る。それに「彩りあられ」を散りばめて、味付けして粉を塗して揚げている。これを「おかき揚げ」と呼んでいる。それに工夫した“ディップ”を添えている。京都の流儀の白味噌と鰹節を合わせているモノだ。
↑名付けて「但馬鶏むね肉のおかき揚げ」と「白味噌おかかのディップ」だ。これが「未体験の領域!!」という美味さだった!「彩あられ」を塗して食感が好くなっている唐揚ということになるが、あっさりした味で、“ディップ”を活かして愉しむことになる。この“ディップ”が秀逸だ。
↓そして「日本のパスタ」を謳うモノから択んだ一皿、「蕪と茄子の塩麹だしペペロンチーノ」が登場だ。
↑昆布の出汁を使いながら、独自に準備した“細麺”のパスタに些かのガーリックとオイルで、蕪や茄子を細かく刻んだモノが入る。これが素晴らしい。「凄く美味かった!」と退去する前に御店の方と言葉を交わしたが、御店の方も「アレは美味しいので好きです」ということだった。
「和」を謳う中、「出汁」を重視して、料理に美味く採り入れるという辺りが面白い。和風の“出汁”というのは、「手が込んでいて、同時に様々なモノの味を引き立てる」という「優れモノ!」であることに気付かされた。
↓こういう「和」の工夫で、パスタのようなポピュラーなモノをゆっくり楽しもうというのは面白い。
↓この御店…京都の御店ならではのモノも供しているのだが、大阪、神戸、京都、その他の関西や東京、神奈川県、埼玉県の首都圏、更に名古屋と福岡にも展開するチェーン店であるようだ。
>>こなな ウェブサイト
雨も交じったらしい街を歩き廻り、夕食を愉しみながら存外に好い感じの場所を知ることとなった。
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