↓地下鉄の東山駅に到ってみると、知恩院が存外に近いことに気付いた。知恩院の手前に在る案内看板によれば「8分」と在るが、「あれ?もう着く…」という感じだった。
↓知恩院の三門は壮麗だ…
↑1621年の徳川秀忠(江戸幕府の2代将軍)の寄進を受けて建立した門であるという。2階建てで、1階は幅が26.6m。2階は23.8mであるそうだ。「寺の門」というよりも「巨大な城郭の一部」というような貫禄だ。
知恩院は浄土宗の総本山で、法然上人が後半生を過ごした場所でもある。比叡山を下り、黒谷に在った法然だが、浄土宗の活動や布教を本格化させて行った中でこの地を本拠地とするようになって、1212年に80歳で他界するまで在った。以後、この地が寺院となって様々な経過が在る。17世紀に入って、徳川家康・秀忠親子が帰依し、壮大な伽藍を整備するようになって行った訳だ。
↓少し長く険しい感の石段を上って、少し高台になっている辺りの境内に進入する。
↓高台なので、少し遠くに<京都タワー>、京都駅辺りが望める。
↓辺りの趣がなかなかに好いと思って見入った。
↓朝の8時半過ぎという時間帯は非常に静かだ。壮大な伽藍の静かな様子を愉しんだ。
↓徳川家の「三つ葉葵」の紋も知恩院では用いているようだ。
↓明治時代の建物であるという阿弥陀堂の風情も好かった。
「貸切?」のような境内で過ごし、活動開始直後の御朱印所に立寄って御朱印を頂き、予定が在るので移動を開始したのだった。
↓慎重な足取りで石段を下り、この知恩院を後にした。
何れ、もう少しゆったりと再訪したいとも思った場所だ。
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