今般、神戸空港を「関西の玄関」というようなことにして、南下の往路も北上の復路も神戸を通って京都を訪ねている。(京都滞在中に大阪を訪ねるという場面も在ったが…)
南下の往路では「夜遅めに到着し、翌朝に直ぐ移動」という様子だったので、神戸の街を歩いていない。そこで北上の復路では「神戸で少々歩き廻る」というようなことを考えた。
↓JR三ノ宮駅に到り、辺りを歩いてみればこの生田神社に辿り着いた。
↑程無く年が改まると、夥しい数の“初詣”の人達が訪れるのだと思われるが、様々な飾りや広告看板が施されて、準備は半ば整っているようにも見えた。
↓因みに正面には松ではなく杉を飾るのが生田神社の流儀だという。これは古く、松の木が強風で倒れて辺りの建物が傷むというような忌まわしい出来事が在ったことを鑑み、縁起を担いで杉を使うようにしたのが続いているというようなことであるそうだ。
↓有名な大きな神社では、干支の大きな絵馬が飾られるが、来る年の画とはウサギだ。卯年ということになるのだが、そのイメージの絵馬が用意されていた…
現在の神戸市中央区の一帯が生田神社の社領であり、これが「神戸」という地名の語源であると謂われているそうだ。何か「“神戸”という街を見守り続ける社」というようなことを思わないでもない。そういう訳で、「神戸を経由地に、無事に旅を続けられたことに感謝…」という意思表示に参拝を思い立った訳だ。
↓何やら「地域を代表する神社が最も華やぐ時季に向けた備え」というような空気感が漂っていたと思う。
参拝の証に御朱印も頂いた…「証」等と言えば、「誰にも信じてもらえないから努力する」というような「妙な意味合いに聞こえないか?」という御指摘を或る方から頂いた。確かにそういう一面も否定はし悪い。が、それはそれとして「足跡を記録したい」という想いにも駆られ、「可能であるなら…」と御朱印も頂く訳だ。
↓「初詣」の準備に勤しむような社に、年末時点で立寄って参拝というようなことをするのも、存外に悪くないかもしれないというようなことを思った。
「干支のウサギ…」というような話しにでもなれば、多分この生田神社で視た大きな絵馬を思い出すようになることであろう…
この記事へのコメント