↓2階の電飾看板に注目した…
「ニッカ」と言えば、北海道の余市で起こったウイスキーの製造販売を行っている会社だ。1933年に蒸留所が開かれている。
このニッカが関連していて、ニッカの各種ウイスキーを始めとする酒類を嗜むことが叶うバーが札幌に在ると聞いていた。興味が在ったのだが、なかなか訪ねる機会を設けられずに居た。それが…滞在する宿の真正面、通を横断した辺りの建物にその御店が在ったのだ。これは「御招き頂いた!」と勝手に解釈し、開店する午後6時を目掛けて訪ねてみた。
様々なウイスキーが在る店で、何を如何いうように御願いすべきか迷う場所だった。
↓この御店が初めてとなれば、とりあえずこれが好いと思った。「テイスティングセット ニッカモルト・ウイスキーセット」だ。
↑言わば「ウイスキーの利き酒」というようなことで、幾つかのセットが供されている中の基本的なモノである。
↓グラスに注がれた3種類のウイスキーの「見た目」に差異等は余り無い。が、各々の味は確かに違う!順次、違うウイスキーに移る場面で水を飲みながら、ゆったりと頂いた。
↑<竹鶴>は「バランスの好さ」を求めている感じだ。<宮城峡>は「フルーティー」で柔らかい感じだ。<余市>は「“ウイスキー”というのはこういうモノ」という「スモーキー」な感じだ。
ニッカは、スコットランドに渡って製法を学んで研究した竹鶴翁が情熱を傾けたウイスキーを現在も受継ぎ続けている。<余市>の蒸留所、<宮城峡>の蒸留所、各々に物語が在る。そんなことに想いを巡らせる。
↓3種類を愉しんだ後、もう1杯…<宮城峡>の蒸留所ではブレンドに供するグレーンウイスキーを手掛けている。それも腰来な蒸留機である「カフェ式」という装置を使っている。
↑ブレンドされたウイスキーを口にした時の味わいを醸し出す大切な要素であるグレーンウイスキーを、生で愉しむというのも好いものだ。
↓何やら「ウイスキーの“聖地”を巡礼」というような気分にもなる。実に落ち着いた感じで凄く好かった!
↑伝説的なウイスキーのブレンドの名人であるという「ローリー卿」が1965年発売のウイスキーのラベルに採用され、このイラストが「ニッカのシンボル」のようになっている。<THE NIKKA BAR>でも随所に飾られ、更に御店の方のユニフォームにさり気なく入っている、或いは精算時のレシートにまで入っている。
何か「素敵な場所」に巡り合った感である。こういう場所に出会えたことに感謝したい…
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