ライブ!! 松山隆宏 at 稚内某所…(2023.02.18)

昨年7月以来ということになった。冬の稚内へ、シンガーソングライターの松山隆宏がやって来た。比較的穏やかな天候の中、北海道内各地を巡って活動をする「旅の途中」ということで稚内にやって来たのだった。

松山隆宏は愛用のギターを演奏し、時にブルースハープも交えながら歌う。主に自作のフォークソングを披露する活動をしており、各地の小さな会場でのトークも愉しく、稚内にも何度も登場している。稚内での公演も「歴史」と言って差し支えない程度、既に足掛け30年近くに亘って、何度も様々な形で催されている。

↓近年、この松山隆宏のライヴに何度も足を運んでいる。過去の稚内でのライブを取上げた記事だ…
>>2017年3月
>>2018年2月
>>2019年3月
>>2022年7月

今般、友人が稚内公演の幹事役、事務局役を担うようなことになり、御誘いを頂いていた。全く“二つ返事”というような感じで、公演を楽しみにしていた。稚内で長く松山隆宏の公演を応援している人達が集う、温かい席になった。

↓何やらギターを多少鳴らしていたが…
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↓長く交流が在る人達が待つ稚内に辿り着くと、小さな達成感のようなモノさえ在ると、朗らかに演奏や歌を始めた。
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↓言ってみれば「大ベテランのギター奏者」ということになる松山隆宏の演奏は聴き応えが在る。ハッキリ言うと、「生の楽器演奏を聴く」というのは酷く愉しいものだ。
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↓北海道上陸後、このギターを抱えて稚内へやって来てくれたと、聴き覚えも在る彼の作品を愉しんだ。
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↓前半の締め括りに、気に入っているという楽曲をアレンジした「インストゥルメンタル版」を披露してくれた。美しい何処かの風景や、ギターケースを抱えて旅をして、出先で意気投合した人と酒でも飲むような松山隆宏の様子が出て来る、紀行番組風な映像が似合いそうな音で、じっくりと演奏に聴き入った。
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↓暫しの休憩を挟んだ後半は、オリジナルTシャツを着用という姿で登場である。
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↓ブルースハープも用意して、熱い歌と演奏を披露してくれた。
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「行き止まりなんかじゃない♪ここが始まり♪ヤムワッカナイからあなたの街へ♪」の「稚内公演限定ヴァージョン」とでもいうべき「ヤムワッカナイから遥かな街へ♪」という熱唱も、後半が始まって直ぐに披露して頂いた。自身、彼のこの歌が酷く気に入っている。稚内でのサハリンの音楽家との交流、その昔、松山隆宏の祖父が樺太へ仕事に出てみた経過や、祖父に所縁の海を見詰めて稚内の海岸に佇んだようなイメージも織り込んだ歌詞と音が凄く好いのだ。

↓今回、松山隆宏公演に集まったファンが驚いたのがこの場面である。「ギターを手に…」というイメージの松山隆宏が、CDを録音した際にピアニストが演奏した伴奏の録音をバックに、ギターを抱えずに歌を披露したのだった。
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↑稚内の想い出を歌った「ヤムワッカナイから遥かな街へ♪」に対し、嘗て沖縄県の小さな街に滞在して活動した際のイメージを歌ったという楽曲だった。少し意表を突く演出だ。

↓そして直ぐに「何時もの様子」に戻る…
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↓この「ギターを手に…」というイメージは好い。
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↓演奏と歌の世界に入り込んで、ゆっくりと愉しんだ夕べだった。
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松山隆宏本人や友人や知人と愉しい夕べを過ごしたが、今や「大ベテラン!」という演奏家、シンガーによる「生の音」に触れる一時はとにかくも愉しかった。また何時かの「再会」を期したい感だ。凄く好い時間を過ごすことが叶った…

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