
博物館へ向かおうと小樽の街を歩いた。運河沿いの路を行けば善い筈だと、運河に沿って進もうとしていた。
↓この<旧北海製罐倉庫株式会社>の「第3倉庫」と呼ばれた建物は、大正時代後期から昭和の初めに整備が進んだ建物の1つであるという。

↑大正時代後期から昭和の初めは、カムチャッカ辺りまでを含む広い海域での漁業、所謂「北洋漁業」が盛んになっていった時代で、獲った水産物を缶詰に加工する際に使う缶を大量に保管して供給する必要が在った。小樽はそういう事業の拠点であった訳だ。
↓冬季は、運河の直ぐ脇で雪が堆くなっている、また積雪で足元が悪いという箇所が多く、些か歩き悪いのは止むを得ない。というより、好天に恵まれ、積雪が緩んで滑り易い様子になっていたという感でもあった。

↓光線が鮮やかで、陰影が明確になって、建物は存在感を増していたように思う。

こういう独特な建物を眺めながらの散策も好い。が、今般は足元が酷く悪く、少し慎重な足取りで進まざるを得なかった。
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