札幌駅の北口側を歩き廻り、横断歩道に佇んで辺りを見廻した。
↓こういう様子が眼に留まった。
↑硝子張りなビルから少しだけ南東側に在る背が高い建物が映り込んでいる。<JRタワー>だ。画の右側には、建物の北寄りに在る別な建物と見受けられるモノが映り込んでいる。
↓横断歩道を渡って、また見上げた。信号機が近いので、硝子張りな壁面に<JRタワー>が映り込む様子が、より一層不思議に見える負うな気がした。
↑信号機はLEDランプ使用の少し新しいモノで、その左に住所を示す看板が見受けられる。「北7西3」となっている。この「南北と東西の何れかの後に数字を付したモノが2つ組み合わさる」という標示は「札幌の流儀」という感じかもしれない。南北の後には“条”で東西の後には“丁目”である。が、こういう看板では“条”や“丁目”が省略される。
以前、他地域出身で、北海道内で仕事をしている方が話題にしていた。「札幌の人は、一緒に街を歩くと、直ぐに“北へ”、“東へ”と東西南北の方角が言葉の中に出る。他所の街ではそういう例が思い当たらず、少し驚いた」としていた。地域によっては“北”、“南”というような街の中の地区を示すような表現が話し言葉に出て来る場合も在るかもしれないが、それよりは寧ろ「〇〇通」とか「〇〇駅周辺」という言い方になるかもしれない。札幌の場合は本当に、方角を示す語が当たり前のように人々の口を突く。
硝子張りなビルに大きな建物が映り込む不思議な様子を視ながら、札幌の街での少し独特な流儀に想いを巡らせた。
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