
↑全体にズングリしていて、4本の脚は余り長くない。脚の先、接地する足は扁平で大き目だ。
↓トドの骨格標本なのだそうだ。体長が3m20㎝程で、トドとしては最大級という程度に大き目な個体であるようだ。

↑小樽の街の西側、札幌駅から列車で移動する場合に「小樽市内に入った…」という感じになる辺りに銭函駅が在る。その銭函辺りの海岸に漂着したモノを使って作った骨格標本であるという説明が掲出されていた。
小樽市総合博物館は、鉄道車輛等も在るような本館に対して、より街中に相当する場所に、旧い倉庫の建物を利用して<運河館>と呼んでいる分館を設けている。その分館で、この骨格標本を観たのだ。
ズングリしていて、海中を泳いで魚を獲り、海から頭を出す、岩場に寝そべるという動きの所謂“海獣”の骨格というようなモノに関しては、考えてみたこともなかった。それを観たことが興味深かった。加えて、こんなに大きな海の生物が居る、辺りの自然は実に豊かな訳だ。標本になったトドの巨体であるから、凄い量の魚を捕食する筈で、それだけの魚が海に居なければ彼らは生きられないのだから。
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