例によって長い道程…=運行日誌(2023.04.02)

天神橋筋六丁目駅に近い宿の居室で寛いで居る。大阪の街の北側だ。稚内から文字どおりの“一日仕事”で一気に移動した。

昂り過ぎたのでもないが、午前4時を待たずに起床で、何らの差支えも無く、<青春18きっぷ>を手に早朝5時21分に稚内駅を出る列車に乗り込んだ。存外に車内が賑わった感だったが、多くの出入りが在って、稚内駅から名寄駅まで通して乗車していたのは自身を含めて3名で、途中から乗車した1名が名寄駅まで乗車していた。

「“3時間”を3千円で買う」という厭らしい言い方をしてしまう場合が在るが、<青春18きっぷ>で朝の名寄駅に到って、旭川駅までの乗車券と特急券を求め、素早く旭川駅に出てしまう場合が多く在る。今般もその手を使った。名寄での待ち時間が短くなり、旭川駅での接続も好くなる。概ね3時間程度の待ち時間が酷く短くなる訳だ。

旭川駅からは、滝川駅、岩見沢駅で乗換えながら札幌駅に到った。札幌駅近くで昼食(兼朝食…)をマグロの丼だ。

札幌駅から新千歳空港駅へ移動し、空港に入った。飛行機は窓側席が当たった。そして神戸へのフライトであるが、非常に順調だったと思う。

神戸空港からはポートライナーで三宮に出た。三ノ宮駅(JRは「ノ」が入る…)に歩を進め、「関西のJRと言えば…」という感の<新快速>がホームに停まっていたので飛び乗り、大阪駅へ移動した。ここでも<青春18きっぷ>を使った。

様々な路線が入り乱れる大阪駅だが、地下鉄谷町線に乗換えた。なかなかに歩く…谷町線は東梅田駅という看板になっている。少し探した。その地下鉄谷町線で天神橋筋六丁目駅に到った。天神橋筋六丁目駅には阪急にも乗入れている堺筋線も在り、構内はかなり広く、出口を求めて随分歩いた。やがて天神橋筋に出て、キョロキョロとして宿を見付けた訳だ。

朝5時台から動き始め、午後8時台の半ばに宿に入ったのだ。自身「いい歳…」になってしまっていると思うが、「よくやる…」と自身にほんの少し呆れないでもない。酷く空腹を覚えたので、辺りに出て、何やら定食屋に入って牛肉を焼いたモノをメインにした定食をゆったり頂いた。後は居室で休むばかりだ。

稚内を出た時は2℃を切っていた。大阪は20℃を伺うような感じだ。明朝からは軽やかに動き廻ることも叶うであろう。宿の居室で「後は何時でも御休み頂いて結構…」ということにする。この天神橋筋六丁目駅に近い宿だが、近年の利用機会が多いチェーンで、何処の街でも似たような部屋で勝手も判り、何か酷く居心地も好い。ここが今般の“別宅”となる訳だ。

出先での滞在を愉しむというようなことだが、結局「滞在地」に出る道程が酷く長い。それでもその道程を何となく愉しむ訳だが。

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