パターン…=運行日誌(2023.04.07)

もう何回目の利用なのか判らないが、旭川の馴染んだ宿の居室で寛いで居る。明早朝の動きに備えているということになる。

前夜に札幌に着いて宿に入ったのだった。宿の朝食を頂くという段まで、入った居室から廊下にさえ出ず、適当に寛いでから休んでしまっていた。休むための居室なので、何ら不都合は無いのだが。途中の深夜に少し起きて、暫く過ごしてというようなことも無く、少し長目に深く眠ったと思う。

宿の朝食後、何やら居室が明るくならない。窓が隣の建物の壁に近いという要因だけに留まらないらしい。玄関に下りて戸外の様子を伺う。雨交りだ。暗い筈である。雨交りでは戸外を積極的に動き回るという感じにもなり悪い。

そんな中で思い浮かんだのは、もう少しで閉めるということでサウナを利用しなかった前日の出来事だった。前日は、サウナを利用するよりも、滅多に逝かない姫路を訪ね、空港へ行く途中に神戸の南京町で食事ということが非常に愉しかったので善かったのだが。それでも「サウナ…」という想いが遺る。そこで「札幌でサウナ」と思い付いた。嵩張るモノ―と言って、何日間か旅行をする場面の持物というより、同じ街の中のような生活圏で所用という場面のような持物だが…―はロッカーに預けて身軽になり、サウナ利用も含めて、雨に濡れ過ぎない程度に過ごすということを考えたのである。

「地下歩行空間」を利用する等して札幌都心を歩いた。そしてサウナを無事に利用した。何か「大阪の仇を札幌で」というような妙な話しかもしれないが…

サウナの後はジンギスカンを昼食に摘まみ、札幌駅へ移動した。また「地下歩行空間」を歩いた。地下鉄の「さっぽろ駅⇔大通駅⇔すすきの駅」の間が地下の通路で結ばれている。実に便利だ…序に「大通駅⇔バスセンター前駅」も通路で結ばれている。“地下”と言えば大阪や名古屋も盛大に地下街が在る。そういう辺りに比べると、札幌はシンプルで、なかなかに使い勝手が好い他方で、存外に広い範囲に拡がっていて面白い。

札幌駅では<青春18きっぷ>を手に列車に乗った。岩見沢駅に出て、既に待機中であった旭川行に乗車し、何か凄く円滑に旭川駅に到った訳だ。

旭川では宿に入り、少し寛いだ後に少し馴染んだ御店を訪ね、夕食を愉しんで寛いだ。

最近、遠い他地域との間を往来する場合、札幌と稚内とを移動する際、何となく旭川に道草するというような傾向が出ている。実際、旭川で夜を明かして翌朝に動くという感じが程好いのだ。「後は何時でも御休み頂いて結構」という態勢で、寛ぎたい。

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